7月8日、枚方市のとある場所で交野市火災予防協会※が開催されました。私は今年度より、交野市火災予防協会の顧問となりましたので、出席いたしました。


 ※交野市火災予防協会は、火災予防思想の普及徹底及び消防事業への協力を目的とする団体です。


 来賓として火災予防協会の皆様へ次の通り挨拶しましたので報告します。


 

この度、平成23年交野市火災予防協会総会が開催されますこと、心よりお 慶び申し上げます。また、常日頃からの活動に対し、心より感謝申し上げます。

本年、東日本大震災の発生により、多くの尊い人命が失われました。犠牲となられた皆様に対し、心より哀悼の意を表しますとともに、一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

今回の東日本大震災では、当初の想定を上回る範囲でプレートのずれが発生し、結果、想定を上回る被害が発生しました。目下、大阪府では従来の南海大地震の発生に加え、南海、東南海、東海の3連動型地震の発生も視野に入れ、対策の検討を行っております。津波については、大阪湾沿岸で当初3メールの津波の襲来を想定しておりましたが、3連動型地震の場合、倍の6メートルの襲来が予想されます。大阪城周辺の上町台地より西の地域では、浸水等の被害が発生する可能性がございますが、交野市については海抜の関係上、津波による被害は生じないと想定しております。一方で、地震による液状化、地滑り、長周期振動による被害等につきましては、3連動型地震により、従来の想定よりも大きい揺れが生じることから、交野市内での被害の想定についても見直す必要が生じる可能性があります。その中で、私は、大阪府と交野市とのパイプ役として情報連携の緊密化に努めて参る所存です。その際には、火災予防協会の皆様との連携も重要となって参りますので、ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

最後となりますが、交野市火災予防協会の更なるご発展と、本日ご出席の皆様方の益々のご繁栄、ご多幸を祈念申し上げまして、私の挨拶といたします。本日はおめでとうございました。