三郡山~頭巾山 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

8月5日に登った三郡山登山記。

今年は蒙古山/妙見山、そして井原山の野河内溪谷/水無登山口ルートと、思いがけず2009年に登った山やルートを14年ぶりに辿っていくことになってしまってます。

5時過ぎに起床。6時過ぎに出発。担当自転車は“霞”。
今日は遠い。福大通を東進し、長住で右折。途中懐かしい、花畑(はなはた)の以前訪問介護していた利用者さんのアパートに、久しぶり立ち寄り。それから、亡くなった母が入院してた九州がんセンターも通り過ぎて東へ。

 

宇美町の四王寺坂まで来ました。写真は路地の壁に居たニホントカゲ(日本蜥蜴)。青い尻尾がきれい。

 

これは2009年1月に撮った写真。あの日も6時に出発して大雪のなかこの自転車で走破しましたが、この距離をよくぞこの自転車で走りきれたなと。

 

実に2時間半ほど走り続け、8時半にようやく糟屋郡宇美町にある一本松公園(昭和の森)に着きました。
霞は、この公園内にある河原谷(こうらだに)ルート登山口でおるすばん。

 

序盤は林道を進みます。
前回登った井原山はヒグラシの蝉時雨でしたけど、こちらはニイニイゼミに交じってヒグラシ、ツクツクボウシ、それから九州では山地にしか棲んでいないミンミンゼミが少し鳴いているていど。

 

蝉の鳴き声も聞こえなくなりました。
井原山の水は冷たかったですが、こちらは少しだけぬるい。

 

急坂をロープで登ります。
岩も多く、なかなかに険しい。14年前は雪で石は埋まっていた筈で、かえって歩きやすかったのかも。

 

登り続けて2時間。河原谷の難所ヶ瀧に着きました。標高724m。
20mくらいある絶壁。
水量が少ないこの瀧は、そのおかげもあり冬季に凍結して大きな氷柱となります。
2009年の1月に2度来たことがありますが、それ以来14年ぶりで、懐かしいですね。

 

これはその2009年のこの瀧の写真。こんな風になります。これまで写真撮ってきてとくに印象に残っている一葉。
この瀧のところから左右に道が分かれています。左の道をいきます。

 

瀧の左手を登っていきます。右手は迫力の絶壁。

 

11時半頃、ようやく尾根道に出ました。
この分岐から、2009年の時は1度目は右の仏頂山~宝満山へ、そして2度目の大雪の時は左の頭巾山~三郡山へと向かいました。
今回はあの大雪の日を思い出し乍ら、左の道へ歩きます。

 

歩いていくと懐かしい標識。

 

これが14年前の同じ場所と縦走路の写真。あ、でもよく見ると同じ場所じゃないですね。

 

更に歩いていくと、頭巾山(とっきんさん)へ続く分岐。これは帰りに寄りました。

 

少し広い場所へ出ました。頭巾山城址だそうです。

 

12時を少し過ぎた頃、道が開け三郡山の山頂にある施設が見えました。
三郡山航空路監視レーダーと遠隔対空通信施設です。この横を通り抜けます。

 

最後の登り。

 

着きました。三郡山の山頂。宝満山をはじめとする一連の三郡山地の最高峯で、標高は935.9m。
14年前は見えなかったレーダードームや市街地もよく見えます。
此処は飯塚市ですが、糟屋郡宇美町と筑紫野市に山腹が跨っており、平成の大合併以前は筑紫郡、糟屋郡、嘉穂郡と、三つの郡を跨いでいることから三郡山の名がついたものです。

 

そしてこれがこの場所の14年前の写真。
なにもかも凍りついて、持っていたカメラも動作がおかしかったのを憶えてます。
あの日はスキー板履いて登ってこられた方もいましたね。懐かしいな。
チョウとトンボがたくさん飛んでいるこの場所で、持ってきたサンドウィッチ食べて休憩。
本当は三郡山の更に先にある砥石山まで歩きたかったですが、距離があり時間的に無理そう。

 

下山は、下山も、14年前と同じルート。
先ほどの分岐から頭巾山(とっきんさん)へ登頂し、山頂標識裏にある道から下山します。
標高は901m。

 

これはこの場所の14年前の写真。
山頂標識の埋まり具合からして、あの日は1mくらいの積雪だったようです。
頭巾山を下山していきます。ロープを掴む急下りも多く、なかなかのもの。

 

15時下山。この公園から海が見えました。
あとは歩いてこの下にある自転車のところまで戻ります。
15時か、あと2時間あったら砥石まで縦走できたかな?でも無理はいけない。明日も朝から仕事だし。

 

帰り道、坂から登ってきた山が見えました。


携帯電話ウェルネスの歩数計
25762歩、15714m

自転車“霞”のサイクロコンピュータ
走行時間:3時間21分51秒
走行距離:49.49km
平均速度:14.7km
最高速度:48.4km
でした。