蒙古山(ムクリ岳)~妙見山 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

4月1日。先週に続きまた、登山に出かけました。

 

8時半に出発。久しぶりに青木峠(むかしの通勤ルート)。
先週、遠見岳から下山時に「美しい春」を再生してから、心がザワザワする。もう10年以上も前の出来事だが、。
担当自転車は“響”。なぁにが、3.31だ、噛み砕け。

 

トップスピードで峠を走り抜け、今津橋渡り、福岡市西区の宮浦(みやのうら)から西浦(にしのうら)へ。
これまでに多くの里山へ登ってきましたが、そのなかでも最も印象に残っている山へ再び、14年ぶりに登ってみようと思いました。担当自転車も同じ。

 

西浦漁港に着きました。
懐かしい石碑。14年前、この場所で見た夕陽も印象に残っています。
そしてやっぱりこの場所は14年前のことが思い出されて辛い。
自転車は変わらないのになにもかも変わってしまった、。でももう、これも噛み砕かなくては。

 

これから登る蒙古山(左)と、妙見山(中央)が、ウグイス(鶯)の鳴き声のなか静かに佇んでいます。
まずは14年前に登った時の登山口を探さなくては。
本格的な無名山。14年前は登山口がなかなか見つからず、大変だったのを憶えています。

 

と、案内板が。

 

看板の矢印に従っていくと、むかしは無かった立派な登山口と案内看板がありました。当時登った登山口とは違う場所です。
自転車はお留守番してもらい、登りはじめました。

 

長年、登る者も無く登山道は藪に覆われて荒れ果て、有名山の対義語の無名山として本で紹介されていた蒙古山が。

 

看板のところから10分ほど登ると、ケルンの向こうになにか見えます。

 

11時、元寇の死者を弔う慰霊碑がある蒙古山の山頂に着きました。別名ムクリ岳。標高158.5m。
14年前、2009年に訪れた時は、福岡西方沖地震(2005年発生)の際に崩れた慰霊碑が、藪のなかに放置されていました。
それが、藪は取り払われ、立派な慰霊碑が立て直されていました。

 

モンゴルご出身の元横綱、白鵬関の手形や書も掲示されています。
長年放置されていたのを悼んだモンゴル人留学生が呼びかけたのを発端に、慰霊碑再生事業が為され、つい数ヶ月前に完成したばかりのようです。此処に来るまでこんなことになっているなんて全く知りませんでした。

 

麓の漁港が見えます。むかしは空気もきれいで、とおく朝鮮半島とか見えたのでしょうね。

 

これは玄界島(左)と、志賀島(右)。

 

隣の峯が見えます。歩いて行ってみましたが、一面の藪でなにも無く、行き止まりのようでした。

 

この蒙古山と相対する妙見山も迫って見えます。その奥に見えているのは灘山かな?
次は妙見山を目指しました。

 

蒙古山までは登山道が整備されていますが、この妙見山はむかし乍らの荒れた道。
道はアヤフヤ。赤テープと踏み跡を目印に進んでいきます。

 

荒れた坂道を登っていくと、陽射しのなか、懐かしい佛舎利塔(パゴダ)がある妙見山の山頂に着きました。標高は150.3m。
14年前、そして11年前のことを思い出し、山頂で暫し立ち尽くしました。音楽は、ちょっと此処では再生できなかった。

 

次は山腹にある荒れ果てた神社址へ。と、何処から行くんだったっけな?鞍部から少し下ったところだったか?
14年前のことで正確には思い出せず山を下っていくと、別ルートの登山口に出てしまいました。ツツジ(躑躅)が咲きはじめています。
再び登って少し探したのですが、あの神社へは辿り着けませんでした。

 

ちょっとモヤモヤした気持ちで下山。
でも、あの神社へ行くと、心が騒めいてしまうかもしれない。これでよかったのかもしれない。


携帯電話ウェルネスの歩数計
18662歩、11383m

自転車“響”のサイクロコンピュータ
走行時間:3時間2分12秒
走行距離:49.81km
平均速度:16.4km
最高速度:46.9km