岡崎律子トリビュートライブ2022 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

毎年、命日の5月5日にツツジの花をというのが常となっているけど、今年の命日はいつもと少し違う。

律子さんとバンド、エレナーを組んで共に活動されてた仲間の堤真耶さんが毎年行っている岡崎律子トリビュートライブ。
以前から開催されていることは知っていて、一度観に行こうと計画したことはありましたが、遠方の為休みの都合がつかず、。
それが、今年はリモート配信があるとわかり、初めて参加することができました。

会場は東京都世田谷区にある、Complex Bar IKEDA。
14時開演。ちょうどこの日は仕事が無く、最初からゆっくりと見られました。
一方、記事を書く時間はなかなか取れず、遅くなりました。

花束が飾られているグランドピアノに坐る、堤真耶さん。
彼女はエレナー解散後、音楽講師をされてましたが、2004年の律子さんの急逝を受け、ライブ活動を再開されてます。

グランドピアノで弾き語るボーカルの無いこの曲は「Lyric」。亡くなられた前年に発売されたアルバム「life is lovely.」収録。
続いて「Morning Grace」のレスボーカル。この曲は確か初めて聴きます。

演奏を終え、あいさつ。
毎年命日の日は避けていたそうですが、今年は会場が確保できなかったと話します。
Lyricについて、律子さんはピアノは独学で、独学でなぜこんな曲が書けるのかとも。
Morning Graceはアニメ、プリンセスチュチュの曲。20周年だそうで、今月その記念のイベントに出演されるそうです。すごいプレッシャーと話します。

りっちゃんが好きだった曲をと、大貫妙子さんの「彼と彼女のソネット」を、今度はボーカルありで。

続いてオープンマイクコーナー。
律子さんのファンの方がステージに立ち、彼女の曲を真耶さんのピアノ伴奏でうたいます。
まずお一人目。「青空」か、アルバム「おはよう」収録。
次の方は「ノンシャランで行こう」と「君さえいれば」。
訃報を聞いたあと1ヶ月くらい涙が出なくなった。その後オフ会で君さえいればをうたう彼女の映像を見て堰を切ったように泣いたと話します。(おそらく、以前このページでも紹介したDVDの映像ですね)

真耶さんは、(訃報を)聞いた時は嘘でしょと呆然、信じられないと思った。
りっちゃんは仕事が忙しいからと、晩年会ってくれなかったと、元バンド仲間だった方にも病気のことは伝えていなかったようです。

前半最後は音楽家のタケイタケルさんがゲスト出演。
真耶さんのピアノと共に最初に聴いた律子さんの曲、「Forフルーツバスケット」。あれからもう20年以上にもなるのか。
前半ラストもタケイさんのボーカルでアニメ、ラブひなの主題歌「サクラサク」。手拍子が巻き起こりました。

※前半セットリスト
Lyric
Morning Grace
彼と彼女のソネット(大貫妙子のカバー)
青空
ノンシャランで行こう
君さえいれば
Forフルーツバスケット
サクラサク



後半がはじまりました。
後半はエレナーのもうひとりのメンバーで、歌手として活動されている加藤恵子さんをゲストに招き、1997年に発売された律子さんの3枚目のアルバム「Ritzberry Fields」を全曲演奏するという、まさにトリビュートライブでした。
大半の曲は恵子さんがボーカル、真耶さんがピアノというスタイルですが、一部の曲で恵子さんハンディーキーボードを使用されてます。台などに固定せず手持ち。器用です。
また、「愛されて守られて」は真耶さんがボーカルを務め、恵子さんはコーラス。
アルバムの曲順に演奏されましたが、最後だけ順序入れ替え。
その最後の曲「Lucky&Happy」が演奏されると、会場からタンバリンと手拍子が聴こえてきました。

後半セットリスト
Bon Voyage!
素直な気持ち
夜明けの青いソファー
はなれていても
4月の雪
約束
-Life -
Shall we dance in the rain?
冬のないカレンダー
愛されて守られて
Lucky&Happy

※アンコール
agape


全ての演奏が終わりましたが、最後にアンコール。
アンコールは前半で出演されたタケイタケルさんも再登場し、3人で。
最後にこの名曲を演奏しないとと、真耶さん。曲は2019年に平成アニソン大賞を獲得したという「agape」。
メロキュアの曲です。まさかこれが聴けるとは。


毎年、命日の5月5日にツツジの花をというのが常となっているけど、今年の命日はいつもと少しだけ違った。