タイナカ彩智配信生ライブ「歌とおやすみ」 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

私が「音楽の記念日」と位置づけている6月30日に、久しぶりにタイナカ彩智さんのライブを見ました。
2017年5月に大分県臼杵市で行われたライブ以来ですから、ちょうど3年ぶりです。
臼杵の翌2018年にご結婚。その後お子さんも生まれ、1年間音楽活動を休業されたあと昨年活動再開。

といっても、今回は会場で観るのではなく、観客を入れない有料のリモートライブ。
無料の配信ライブはこれまでにも何度か見てますが、有料というのは初です。
これからはこうしたかたちのライブも増えてくるのかなと思い、今回試しにこの配信ライブのレポートを書いてみることにしました。

今回のライブ会場は、これは懐かしい。2008年に2度、大塚利恵さんのライブを観に入ったことがある、東京都港区のライブハウス、南青山MANDALA。
自分も今年は観る予定だった多くのライブが中止になってしまいましたが、一方で今では足を運ぶのが困難な場所もリモートであっさり繋がったりと、よい面もあります。
 

 

21時開演。火曜は18時まで仕事してそれから帰ってくるので、遅い時間で助かる。
最初は「やわらかな嘘」、続いてメジャー時代の名曲「最高の片想い」。
相変わらずの美声。ママさんになっても変わらない。
彩智さんはグランドピアノで、ステージ右手にチェロの吉良都さん。このおふたりでのステージでした。
写真はPCの画像をカメラで撮ったものです。

演奏を終え、あいさつ。
暫くお会いできなくてもどかしい気持ち。今日はネット越しですが皆と同じ時間を共有できたならと話します。

 

続いてはループマシンを使うようです。鳴らした楽器の音を記憶し、繰り返すというもの。
タンバリン、乾いた音が鳴る木製のちいさい打楽器、シェイカー、そして鳥の鳴き声のような音の笛。
ピアノを弾き始めますが、間違えてピアノの音もループしてしまうハプニング。間違った!緊張してますと話してやり直しました。楽曲は「1 2 3(アン・ドゥー・トロア)」。
続いても最初に鳥の笛を吹いて「砂漠のバラ」。

 

此処で吉良さんを紹介し、一旦チェロ無しの弾き語りとなりました。
twitterでリクエストを募った話をされ、私リクエストに應えないことで有名だそうで、34になったので気持ちに應えたい。
普段会えてたのが会えなくなって、この曲が心に帰ってきましたと、11年前、メジャー時代に発表された「また明日ね」を演奏。
自分もこの曲好きで、以前確かアンケートにリクエスト書いたことがあります。
好きな人に逢えないもどかしさがうたわれてますが、今の時代に合う選曲ですね。
続いて、リクエストが多くてびっくりしたという「wait for me」。

初めてキャナルシティのイベントでお会いした時21だった彼女も、34歳で一児の母。時の流れを感じます。
リクエストのラストは、「君は三日月」。これは演奏にオートハープが使われました。
これ弾いてるの久しぶりに見ました。さきほどテーブルに置いてあるのが見え、いつ使うのかと楽しみにしてました。

吉良さんが戻り、続いて「魚」。
これは最初に砂の器?円盤の中に粒粒が入っていて、傾けると波音のように聴こえる楽器が使われました。

「のらねこ天国」、「brand new day」を終え、ライブツアーが無期延期になったことと、その一方でライブの予定日だった8月8日にこのMANDARAで2回目の配信ライブを行うことも発表されました。
今度は無観客ではなく少数の観客も会場に入れるそうです。

 

ラスト曲はこれもメジャー時代の名曲「愛しい人へ」がしっとりとうたわれました。


※セットリスト
やわらかな嘘
最高の片想い
1 2 3(アン・ドゥー・トロア)
砂漠のバラ
また明日ね
wait for me
君は三日月

のらねこ天国
brand new day
愛しい人へ


スタッフさんかな?アンコールを誘う手拍子が聴こえるなか、配信は終了しました。
久しぶりの彩智さんでした。元気そうでなによりでした。