トルネード解散ライブ・さらば、トルネード | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

3週連続で行われたれーなさんの福岡ライブ。そのラストは、12月22日のれーなさんと立花綾香さんのユニット、トルネードの解散ライブ。

 

自分としても40代最後のライブ観覧となります。

 

会場は、昨年もトルネードのライブが行われた中央区清川のライブハウス、Cavern Beat。
開演時間が18時半と、当初の予定より早まり、それで開場時間は18時でした。
今日はオープニングアクトだけで2時間半くらいありますので、などと立花さんから会場にアナウンスありました。

 

ステージ後方に貼られた卒業式場の「式」の字がエ+戈になっていて違う。卒業式場という言葉もなんかヘン。
あとで李呼さんに伝えると、気がついてたけどトルネードらしいからと、そのまゝにしたそうです。

 


※オープニングアクト(1)、きくちくん

開演時間になると、店内左右にあるモニターに動画が映し出されました。れーなさんのライブではおなじみの熊本県菊池市のゆるキャラ、きくちくんがトルネードのライブにビデオ参加。
会場のCavern Beatの入口が狹うて入れんけん店長に早う大工ば呼ぶごと頼んどる、などといつものようにビデオ撮ってるれーなさんに肥後辯で悪態をついたりしてましたが、今回はウラワザ?となかんとか云ってたかな?来るけんねと話したところで、ビデオは10分くらいで終了。

れーなさんと立花さんがステージに立ち、そしてステージ向かって右手奥から引っ張り出したのは!1mくらいあるぬいぐるみ。
来たぞと何処からかきくちくんの声がして唖然とする一同。
立花さんこの日初めて、きくちくんの中の人に会ったらしく、リハ中に知らない人がいてびっくりした、などと話すと、中の人やらおらん!
更に、どこから見てるんだろう、どこにカメラがと話すと、横におろうが!!
と、ずっとこんな感じでおかしく、爆笑のオープニング。

曲はあれしかなかろうねと、「きくちくんのうた」。ギターをれーなさんが弾き、きくちくんがうたいましたが、歌詞がところどころ分からないようで、れーなさんが先の歌詞を読み上げていきました。


※オープニングアクト(2)、トル(れーな)のセットリスト
スキップ
桜風(立花綾香のカバー)
できる女
Sir Duke(※愛するデューク、Stevie Wonderのカバー)
強くあれ
アンサー

次はトル(れーな)さん。れーなさんのギターストラップがこの前と変わってる。クリスマス仕様かな。

トルネード、立花さんとの思い出を語るれーなさん。
ふたりが初めて会ったのはれーなさんが中学生、立花さんが高校生の時で、コンテストライブの会場。
そのコンテスト参加者はバンドが多かったらしく、弾き語りのふたりで固まっていたところ気が合い、更に演奏曲のタイトルがふたりとも「桜風」というそれぞれのオリジナル曲と、タイトルが一緒でおどろいたそうです。
その後、お互いの家を行き来する仲となり、トルネード結成。立花さんの印象について、すごい人だけどヘンな人、などと紹介。
思い出の「桜風」をうたいますが、実は彼女に内緒で立花綾香さんの「桜風」ですと紹介。
実はバレてるよとの山下さんの声に一瞬えっという顔しましたが、これはこの日一番印象に残る演奏でした。

「できる女」の後でバンドメンバー紹介。
左から佐賀のカリスマと自己紹介したベースの田中直樹さん。体重が13kgも減ったというパーカッションの山下友偉さん。誰かに言わされているのか、少し恥ずかしそうに熊本の美少女図鑑と小声で自己紹介したキーボードの李呼さん。

先週の大牟田でも演奏された「サーデューク」は更にギター巧くなってた。
あらためて東京で保育士の仕事に就く話をし、仕事も音楽も続けたい、音楽は病気のようなものと、最後は弾き語りで「アンサー」。


※オープニングアクト(3)、ネード(立花綾香)のセットリスト
アマノジャク

ピーマン
Iris(アイリス)

続いては立花さん。サポートは、今回エレキギターの高倉周作さん欠席の為先ほどの田中さんがベース。ドラムスの鹿野隆広さんを挾んで右手で普段ベース担当のジョニー柳川さんがエレキを弾きました。

ニューシングルとして少数生産された「青」は、藤田葉さんの写真に立花さんの楽曲と言葉を加えYouTubeにアップされてたphoto×musicという企画で発表されてた作品。
もっといろいろな人に見てほしいと思っていたのですが、先日公開終了してしまい残念。

先ほどの「桜風」ですが、全然気がつかなかった~とわざとらしくごまかして沸かせました。
この曲はそれまでカバー曲ばかりだった彼女の初めてのオリジナル曲だったそうで、とても嬉しそうに、こんなふり返り方もあるんだねと話してました。
音楽は薬物中毒のようなもの。続けてきたことは辞められないとも。

ラストはphoto×music最後の曲「Iris」。
来年はれーなさんの岐路となる年。エールを送りました。


※トルネードのセットリスト
秘密倶楽部
つまんない遊ビ
ブランコ
雨が降るのよ、どうしても
はいいろ猫の反抗期
トルネード

※アンコール
トルネード音頭
トルネード校歌

ようやくトルネードライブの本番です。
今回は卒業式のような趣向になっており、まずは左右のモニターに開式の辞、卒業証書授与、校長式辞、来賓紹介などとスケジュールが表示されました。

ステージに立つトルネードのふたり。ステージ衣裳はなんとセーラー服。すごい似合っててびっくり。
トルネードの正式名は、スーパーハイパーアームストロングサイクロンジェットハリケーンエクセレントトルネードと紹介。 最初の「秘密倶楽部」は会場にオケを鳴らしてふたりで演奏。

その後サポートが加わりましたがこれは立花さんの時と同じメンバーでした。
立花さん暑いみたいで、セーラー服を袖まくり。

トルネードについて、結成翌年の「秘密倶楽部」から学校という設定になったと話し、そこから今回の解散を卒業とすることになっていったそうです。
その後の校長式辞では一番背が高いという理由から校長先生にさせられたジョニー柳川氏(鹿野さんは教頭先生)から、ありがたいお言葉を頂戴しました。
福岡へバンド全員で向かうのに、ひとり羽田と成田を間違えて乗り損なったという裏話も。

トルとネードの共通点は、雨女、女性、人間、などと話して「雨が降るのよ、どうしても」。

立花さんが弾く「仰げば尊し」をバックに祝電を読む、れーなさん。
店長の町田さんからもお言葉が。正直なところ、れーなさん東京に行ってほしくないと話しますが、それでも旅立つれーなさんにエールを送りました。

ライブのラストは最高にカッコイイ「はいいろ猫の反抗期」、そしてバンドの象徴のような「トルネード」。

アンコールは、昨年も演奏された「トルネード音頭」。
真冬に音頭!。残、残、残暑、The残The残暑。そして何故か昨年と同じく演奏もせずガムを噛んでずっとメンチを切っている田中氏(笑)。

在校生として山下さんがユーモアたっぷりに送辞。
そして卒業生答辞がトルとネードから語られます。

最後に「トルネード校歌」をうたい、熊本県立トルネード高等学校卒業式は終わりました。
毎年、トルネードは今回で最後と話しているようですが、またきっと再結成する日が来ると思う。

 

開演前に買っておいた、卒業文集や第二ボタン風のバッジつきのCDにサインを入れてもらい、ミニ卒業証書には名前も。ありがとうございます。

また、美人がふたり並んでたのでシャッターを切らせてもらいました。