この世界にあふれ出してる 悲しみ
誰だって愛されたくて もがいてる
いらない人なんていない 忘れないで
携帯電話に入れている、石野田奈津代さんの楽曲「?」が叫ぶ。
早く会わなくちゃ、。
矮小な乗り物を増速させた。
今回のなっちゃんは、福岡タワー前の広場で行われている「RKBラジオまつり」にご出演です。
※石野田奈津代セットリスト(タワー前特設ステージ)
春空-ハルソラ-
永遠
春空-ハルソラ-
今年は3月、5月とイベントライブでお会いし、更に8月2日には佐賀へ遠征して聴きにいった石野田奈津代さん。
またお会いできますね。
特設ステージにはキーボードが置かれました。
なっちゃんはギターとピアノの両刀使い。自分は彼女のホールライブにまだ行ったことがないので、キーボード弾き語りは前回佐賀でのイベントライブで1度聴いたきりで今回が2度目。楽しみです。
1回目の春空演奏中に異変。マイクの調子が急におかしくなり、声がガビガビに。
一瞬戸惑った顔をしたなっちゃん。すぐにマイクから顔を離して、マイク無しで声を張り上げます。
しかし演奏がラジオで流れているということを思い出したのか、ほどなくマイクのガビガビ音に戻って楽曲をうたい終えました。
肉声でうたっている姿に、1年半前の路上ライブで声をはりあげてうたう姿を、自分は重ねました。
演奏後、大慌てでマイク交換。そしてトーク。
マイクがブッ壊れても構うことなくうたいあげた春空の印象が強すぎて、トークで何を話していたかまるで憶えていない。
なっちゃんは、KMP(九州・沖縄ラジオ音楽プロデューサー会議)J-POP部門の推薦アーティストなのだそうです。
その推薦曲にもなっている、春空をもう1度うたいたいと、3曲目は異例の再演奏でした。
彼女らしいケリのつけかたですね。
「ハプニングが起きた時、それをいかに良い方向へもっていけるかがプロ。」
彼女が慕う、笑福亭鶴瓶氏の言葉をまた思い出します。
ますます気に入りましたよ。
ライブが終わりましたが、今回は会場内の「ふれあいステージ」というところでもう1ステージあります。
おなかも空いてきましたけど、人いきれを掻き分けました。
※石野田奈津代セットリスト(ふれあいステージ)
クローバー
春空-ハルソラ-
波乱万丈
?場所が分から~ん!
開場はすごい人だかりです。インフォメーションを見つけたので、伺って、更に人混みを掻き分けました。
ステージ前に着くと、ちょうどギターをセッティングしているところでした。今度は本職?のギターです。また楽しみです。
「クローバー」。いゝ曲です。
そして、ピアノバージョンとまるで印象が異なる「春空」のギターバージョン。
お終いは!こゝでこれをもってくるのか、と唖然とした「波乱万丈」。何度聴いてもすごい曲。ひときわ力強い声。
生きて、生きて。自分には強いメッセージと感じました。
これまでに自分は数多くの音楽作品を残してきた。
だが、今の世の中には本当に音楽が必要なのだろうか。
『死にたい』というより『生きていたくない』。
消えたい。
このライブに出かける数日前、こんな遺書を遺して命を棄てた音楽家の記事を読みました。
彼に、石野田奈津代を聴かせてみたかった。
彼は、逆境を見事はねのけた新米音楽家にどんな感想を懐くでしょうか。歯牙にもかけない?
今の世の中には、今の世の中にこそ、本当に音楽が必要です。
自分と、多分石野田奈津代も、そう思っています。
あなたの行為はいかなる理由があろうとも、残念です。
ライブ後、先日購入した新アルバム「60億の涙」にサインしてもらいました。
イベントの出店で昼食を食べ、もう帰ろうかなと思っていると、特設ステージから歓声が聞こえてきます。
行ってみると、ちょうどこの日最後の出演者、ビリーバンバンが紹介されるところでした。
※ビリーバンバンのセットリスト(タワー前特設ステージ)
白いブランコ
さよならをするために
また君に恋してる
今は、このまま
ラヂオのうた
時のしずく
ビリーバンバン。菅原孝・進氏のふたり兄弟による、結成40周年を迎えるという音楽デュオ。なんと65歳と62歳です! 鈴木康博氏もまるで年を感じさせないのですが、このおふたりもすごい。
自分がまだ中学生の頃、ラジオ少年でした。彼等のうたも、よく聴いていました。とくに「白いブランコ」は懐かしいですね。進氏のギターによる弾き語りでした。
菅原進氏の個人名義シングル「琥珀色の日々」のドーナツ盤も、当時購入して今でも大切に持っています。
ライブのスケジュール表見てなかったので、出演は知らなかった。思いがけず演奏を聴けて嬉しいです。
楽曲の雰囲気とは正反対でMCがとてもおもしろく、皆んな抱腹絶倒でした。
お酒のCM(いいちこ)でおなじみの「また君に恋してる」と、「今は、このまま」をオケバックで演奏。
次の「ラヂオのうた」がとくに良かったですね。会場から自然に手拍子が起こりました。
お終いの「時のしずく」冒頭で声を詰まらせる場面が。
自分の位置からは遠くてよく拝見できませんでしたけど、少し涙を流していたそうです。
「生きて!生きて!」「絶対に死んじゃダメだぞ!」
全ての演奏を終え、温厚な雰囲気だったステージから想像もつかない強い口調でこう叫ぶふたり。
これまでに自分は数多くの音楽作品を残してきた。
だが、今の世の中には本当に音楽が必要なのだろうか。
『死にたい』というより『生きていたくない』。
消えたい。
こう云い残して去った、彼等と同年代の音楽家のことがまた、脳裏を過ぎりました。
ライブは終わりました。
すごく好きな演奏で、少し迷いましたけどこれはCD買わなきゃ後悔するかもと思い、列の最後尾附近に並びました。
そしてなんと! まさかの売り切れ。想像以上に売れたみたいです。
お話しできなかった~
ちょっと残念ですが、スタッフの方から数枚だけ残っていたサインカードもらいました。
これは、終演後登った福岡タワーで撮った写真。
翌25日もRKBラジオまつりに行ってきました。
2日間お祭りもライブもとても楽しめました。
※石野田奈津代セットリスト(タワー前特設ステージ)
春空-ハルソラ-
永遠
60億の涙
※石野田奈津代セットリスト(ふれあいステージ)
春空-ハルソラ-
春夏秋冬~四季の歌~
波乱万丈
前日と同じく、1回目のステージは鍵盤弾き語り。2回目はギター弾き語りでした。
春空→春夏秋冬→波乱万丈
このコンボは、フリーとはいえキツイものがありますね、。
演奏中自分が静かに泣いていたのは、多分近くで焼いていた炭火焼の煙が目に沁みたから。
きっとそうに違いない!そういうことにしとこう。
ではまた。
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アメーバブログを書き始める前に、mixi日記で書いていた過去のライブレポートを転載していくライブレポートアーカイブスの14回目。
久しぶりにアップです。
今回は2009年10月24日と25日に観た、石野田奈津代さんのライブレポートと、それからこの日偶然お見かけしたビリーバンバンのライブレポートです。
念願のメジャー再デビューを果たしたなっちゃん。
この頃イベントライブで頻繁に九州へ来てくださり、嬉しかったけど、それも今回でラスト。
この後、今度はご自身の意思でメジャーを辞め、再び個人レーベルで活動していくことになります。