遊佐未森ライブレポート | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

4月8日は遊佐未森さんのライブを観に出かけました。

未森さんのライブ観るのは2度目。1年半ぶり。
実は昨年の今頃も福岡公演あったのですが、その時スケジュールを見落としてしまい、行けませんでした。
それで今年は、年明けからちょくちょくホームページを確認してました(笑)。

会場は、福岡公演の際の定番となっている博多区中洲のライブハウスGate's7(ゲイツ7)。

 

16時半開場。
写真は帰りに撮ったものですが、入り口に未森さんの音楽活動30周年を記念して発売されたベストアルバム「PEACHTREE(ピーチトゥリー)」のポスターが貼られていました。
会場は、当日券も出たようですがほとんど満員でした。

まだライブ2回目なのでよく分からないのですが、cafe mimoと題されたこのライブを定番的に行っているらしく、今回で18回目となるようです。
フライヤーによると、公演毎に違うゲストを迎え、セッションとなるようです。楽しみですね。

※遊佐未森さんはライブツアー中です。以下ネタバレにご注意ください。






遊佐未森 cafe mimo Vol.18 ~春爛漫茶会~

(※セットリスト)
Holiday Of Planet Earth
ロカ
雨あがりの観覧車

ネクター
Life In A Northern Town(カバー)
ほほえみとともに粉雪の舞う
つゆくさ
春咲小紅(矢野顕子のカバー)
緑の絵(※ゲストbaobab)
風と窓と夕日(※ゲストbaobab)
空色の帽子
(タイトル不明)
(タイトル不明)
一粒の予感

(※アンコール)
なないろのしゃぼんだま
Diary


17時開演。
ステージ向かって左手にアコースティックギター。
中央が未森さんのグランドピアノ。
右手にドラムス。

最初の曲は、これは懐かしい90年発売のアルバムHOPE収録の「Holiday Of Planet Earth」。
サポートの男性ふたりもコーラスを合わせます。
続いて、確か歌詞から「ロカ」。これも90年代の曲です。

そして3曲目もHOPE収録の「雨あがりの観覧車」。
3人編成ですが、そうは思えない。シンセのオケも駆使して、見事に当時のCDのアレンジに近づけてあります。
HOPEは、初めて聴いた未森さんの作品で、なかでもこの曲は当時一番好きでした。これが聴けてよかった。それにしても往時のハイキーが健在なのはすごいですね。
最初の3曲で私早くもお腹いっぱいになりました。

3曲を終え、未森さんからあいさつと、サポートメンバーの紹介。
ギター担当の西海孝さん、バンマスでドラムス担当の楠均さん。
そしてこゝで、花粉症で鼻がひどいらしく、ちょっと鼻かんでくるので場つなぎお願いとふたりを置いて未森さん舞台袖に(笑)。
サポートのおふたりは長いつき合いなのか、これも慣れた様子でした。

戻ってきた未森さん。これでも昨年よりはマシだそうで、昨年の名古屋公演の際はメガネをかけてステージに立ったと話してました。
このほか、新アルバムのポスターにもありましたが、音楽活動30周年として発売されたアルバムのタイトルPIECHTREEについて。

次は未森さんピアノから離れ、立ってうたいました。曲は「桃」。
楠さんもドラムスから離れ、ハンドベルというのでしょうか?タンバリンのような形でベルがたくさんついているものと、これも初めて見る手に持って叩く小型の木琴を使ってのサポートでした。
何処かゴスペルを思わせる雰囲気でした。
演奏を終え、桃が大好きだそうで、今回の最新アルバムをはじめしばしば「桃」という言葉をアルバムや曲タイトルにしてきたと話します。

続いて再び3人編成のバンドで「ネクター」。これはボーカルが無く、未森さんのコーラスのみですが、このコーラスがきれいで、聴き入ってしまいます。
ネクターというと、不二家の飲料を思い浮かべますが、神様のお酒(お神酒?)のイメージだそうです。

今度は初めて聴く英語のカバー曲。
ギター伴奏のみで「ほほえみとともに粉雪の舞う」。
福岡入りしたらとても寒くて、まだこんな冬の曲も合うかなといったことを話してました。
次の「つゆくさ」は、新アルバムの初回版のみに収録されたもの。これは未森さんのピアノ弾き語りのみで披露されました。

圧巻だったのはこの後。
30周年なのでやっちゃいますか!とピアノを離れ、楠さんのドラムスの席へ。
ざわめく客席。なんと未森さんドラムスに初挑戦です。これは会場にいた長年のファンの方たちも一様におどろかれたようです。
そして曲は、これまた懐かしい矢野顕子さんの大ヒット曲「春咲小紅」!
思った以上にサマになっていて2度びっくりしました。
cafe mimoでは毎回こんなチャレンジをされてるのでしょうか。以前も確かチェロだったかな?にチャレンジして、ギーコギーコと音を出して唖然とされた、などと演奏を終えて話します。

続いてはゲストのコーナー。
この福岡公演のゲストは、大分で兄妹で活動している音楽デュオbaobab。
アコースティックギターMiraiさんと、バイオリンに似たフィドルという楽器のMaikaさん。
出てきた時からすごい存在感。おふたりともボーカルで、サポートのふたりも含め、5人でbaobabの持ち歌とみられる曲が演奏されました。
刺激がいっぱい、楽しいと、未森さん。
2曲で終わりなんてもったいない。未森さんも話してましたが、自分も以前聴いたことがあるアイリッシュミュージックの雰囲気も感じられますね。

baobabのおふたりがステージを後にし、次はサポートのふたりの演奏と未森さんのシェイカーで、歌詞から推定ですが「空色の帽子」。
ライブの終盤に向け、バンドスタイルでポップ調の曲が連続で演奏されました。
未森さんのハイキーなボーカルがものすごいです。
「一粒の予感」を終え、ライブは終わりました。

すぐにアンコールが巻き起こりました。
まずは楠さんがピアノ席に坐り、西海さんも現れておふたりで寸劇調にカフェミモグッズ紹介。
そうこうしてるうち、未森さんもライブグッズのピンクのTシャツ来て再登場しました。確かスカートもピンク、あ!桃色か。
このバンドのことを、BPBとか話してたかな?なんとかブラザースの略?忘れました。

そのバンドで、「なないろのしゃぼんだま」。
NHKの教育番組おかあさんといっしょ向けに書き下ろした曲だそうです。

ラストはPIECHTREEにも収録されている「Diary」。
全ての演奏を終え、未森さんから叮嚀なあいさつの言葉。
ライブは終わりました。堪能しました。


物販へ行くと、PIECHTREEの初回版に直筆サインがされているものが売られていましたので、それを購入しました。
夕べ寝る前にちょっと聴きましたけど、良いものでしたよ。

 

これがサイン入りCDと、特典のポストカード。

 

 

中洲の夜景。

ではまた。