3月21日。
あんべ光俊さんが昨年6月に続いて、今年も福岡へ来てくれました。
夕方の仕事を30分ズラしてもらい、21時の仕事は他の人に代わってもらって、昨年と同じ中央区高砂(たかさご)のライブハウス「温故知新」へ向かいました。
父宅へ夕食の弁当を届けたりしたので少し遅くなり、開演の17時半を15分か20分ほどまわって会場入りしました。
あんべ光俊LIVE 青い大地に夢は始まるin HAKATA
※セットリスト
あかり
予定~東北に帰ったら
いちゃりばちょうでぇ-おばあの唄-
イーハトーブの風
力は無限大
Kizuna伝心
君が好き
遠野物語
人の森を旅する道
一億の夜を越えて
ロングラン
オリンポスの果実
青い大地に夢は始まる
※アンコール
365日
ウレイラの森
トビウオ
ありがとさよならまた会う日まで
途中入室なので最初の1、2曲は分かりませんが、自分が入った時ちょうど最新アルバム収録の「あかり」を演奏中でした。
昨年は風邪の為ほとんど声を出せず、CDの音源を流したり朗読をされてましたが、今年は調子良さそうです。
その後のMC。
風の電話ボックスというのをご存知でしょうか?
震災で亡くなられ、もう会えない人とお話しする、線は繋がっていない電話です。
確か最初のMCはこのはなしだったと思います。
この日一番印象に残ったはなし。
次は、このページでは以前に紹介した「予定~東北に帰ったら」。
歌詞は、動画サイトにアップされている音源とはまた変わっていました。
岩手宮城福島、東北に帰ったらすること、行くところ、食べるものを、名所や名産品とともに歌われますが、被災した地名や、先ほどの風の電話が歌詞に出てきて切ないです。
次いで、「おばあの唄」、「イーハトーブの風」。
今年もサポートの音楽家はおらず、おひとりでギター弾き語りのようです。
その後のMCで、とうほくLOVE短歌募集のお知らせ。
東北地方在住でなくても、単に好きといった動機でも應募可能とか。
おかあさん はなしたいこと ひとつだけ
いつも 心配かけて ごめんね
短歌が2首読みあげられました。
「力は無限大」、「Kizuna伝心」と、最新アルバムより2曲演奏。
確か皆でうたおうと呼びかけ、手拍子とともにうたいました。
そしてライブではおなじみの名曲「君が好き」、そして「遠野物語」。
MCでは、この前日に熊本市で行われた、オハイエくまもと とっておきの音楽祭のことが語られました。
後は確かMCも無く一気に5曲演奏。
鈴木康博さんのとはまたひと味違う名曲「一億の夜を越えて」。
あんべさんのライブはこれで4度目ですが、ようやく聴けました。
CDでは「いつの日か…いつの日か…」と歌詞の一部が伏せられて収録されていますが、この日は「一億の人間を一夜のロックショウに」としっかりうたわれてます。
そしてリクエストがあったからと、「オリンポスの果実」。
1980年に発売された同名アルバムの表題曲。
終演後の懇親会でも話題になりましたが、何処か吉田拓郎風のぶっきらぼうなボーカル。
62歳と、年齢を重ねたあんべさんのボーカルは味があり、当時の音源よりずっと良いものでした。
このライブのタイトルにもなっている「青い大地に夢は始まる」の演奏を終えるとすぐにアンコール!
アンコールは、4曲もありました。
こゝまで、ギターチューニングを一切行わなかったあんべさん。
傍らの、ライブハウスのものとみられるギターに持ち換えます。
写真右がお店のギター、中央があんべさんのギターです。
なにか聴きたい曲はとあんべさんがはなすと、すかさず「365日!」と大きな声。
昨年も演奏されたこの曲が1曲目となりました。
最新アルバムの表題曲「トビウオ」では全員で立ちあがり、ララララ~に合わせて両手を左右に振ったりコーラスしたり最高潮。
終演後、以前購入した「トビウオ/TOBIWOW」にサインを入れてもらいました。
そして、昨年も行われた懇親会に参加。
あんべさんの奥様は骨折の為、今年は欠席されてました。
1月末から断酒していたのですが、滅多にない機会なのでこの日は少しだけ、ワンドリンクの角ロックと、ビールを1杯飲みました。
中学二年の時、はじめてあんべの曲を聴いたはなしをすると、あれ?なんだっけ。
あんべさん、なんて云ったかな。確か、なんかすごい子どもみたいな話、だったような。
やっぱり緊張する。この前まで私のものの考え方に大きな影響を与えた神様みたいな人だと思っていたので、一緒にお酒飲む日が来るなんて驚きです。
実はあんべさん、熱があるのをおしてステージに立たれていたそうで、途中退席(といっても22時半くらいまでおられました)。
自分も、翌日は7時起きだったので、その少し後でお店を後にしました。
電車で帰宅。
また来年も、来てほしいですね。