ミュージックシティ天神2014(2日目) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
ひとつ前の記事の続き。9月28日に観に出かけたミュージックシティ天神のはなしです。

前日と同じくお昼過ぎに天神着。メインステージのある福岡市役所ふれあい広場へ向かいました。

ラフレルノートのセットリスト
Hello bye bye
キラキラ
君に贈る唄
STORY
Answer song

MCT2日目最初のライブは、今年の3月に理映子さんとツーマンライブを行ったラフレルノート。
ボーカルのスミレさんと、アコースティックギターのスマイルひろしさんのおふたりから成るユニットです。
キーボードサポートの下村祐一郎さんと3人でのステージ。

抜群のボーカルと演奏。堪能していると2曲目でハプニング!ひろしさんのギター絃が切れてしまいます。
前日のライブでも切れたそうですが、スミレさんがMCで場を繋いでいる僅かな時間で絃張り替え完了。素早すぎてびっくり。

「君に贈る唄」は、3月のライブのときタイトルが決まっていなかった新曲。
2011年に急逝したもうひとりのメンバーに贈るうた。スミレさん涙を流してうたいあげました。
今回もお見事なステージでした。
7月に発売された、「ラフレルノート」として再出発してから最初のアルバム、「From Now」を購入。サインを入れてもらいました。




良いものだった…次は、と、MCTの公式ガイドブックをパラパラ。
実はこの時点でなお観に行くか迷っている有料ライブがありました。
会場は、歩いて行ける都久志(つくし)会館。時間も大丈夫。
当日券あるかなと歩いて確認しに行くと、当日券ありました。
でもCD買ったので財布にお金が入ってない。と、偶然にも鞄に入れっぱなしになっていた預金通帳が、。
これは観ておけということだなとそう強く感じ、お金を下ろして当日券を買いました。





次は奥華子さんのコンサートツアー2014~君と僕の道~福岡公演。音楽活動を再開後初の全国ツアーの最終日です。
※セットリストは写真を見てください。

奥さんは、今年の3月にイベントライブのリハーサルだけ観ましたが、本番のライブは本当に久しぶり。
2年半前、2012年2月のインストアライブ以来。有料のライブは2010年9月の4th Letter長崎公演以来ですね。
以前は好きで、熱心にライブを観に出かけ、CDも全て買い、よく再生していましたが、今は気持ちが離れてしまってすっかり聴かなくなっていました。
新アルバムも買っていません。

中央にグランドピアノ、左右にキーボードが配置してあり、曲毎に移動して弾き語るおなじみのスタイル。
深々と頭を下げる奥さんの姿に、何処か少し懐かしさを感じました。

「HIKARI」は声優の竹達彩奈さんが奥さんの熱心なファンで、依頼されて制作した曲をセルフカバーしたそうです。

音楽活動を一旦休止した理由について、もういっぱいいっぱいで、一旦ゼロに戻そうと思ったと、はなします。
その結果、心に余裕が生まれ、前向きになれた。人はこんなに変われるものかと思ったそうです。
このほか、活動休止中に生姜を毎日食べ、トータルで最初の3ヶ月で5kg、通算で7kg痩せたというはなし。
自宅に居ることが多くなり、24時間放映している通販番組にハマってたくさん買ったというはなし。
それから、野良猫チロとの出会いのはなし。

チロはある日フラッと奥さんの自宅に現れたそうで、ごはんをあげたりしてたそうです。スリスリしてきたので触ろうとしたらフーバリバリと引っ掻かれたり…
その後音楽活動を再会し、家を空けることが多くなったのでほかの人にごはんをあげるよう頼んでいたそうですが、行方不明に。
ちゃんと飼おうと思って奥さんは警察に頼んだり張り紙したりして探し、そして無事チロは見つかり保護したそうですが、今度はチロが仔猫を生んだようだと知らされ、全国ツアーの合間を縫って今度は仔猫探し。
仔猫は2匹見つかり、里親探しもして無事見つかり、今はチロと一緒に暮らしているそうです。
今回のツアーは全国48ヶ所。激務のさ中、これだけのことを成し遂げた。ほんとうにすごいことだし、やさしいな、。

「しわくちゃ」だったかな?うたい乍ら観客席に下りて回ってきます。本当にお痩せになりましたね。でも健康的な?痩せ方なのでよかった。
8曲目は観客から最近あった良い出来事を挙手してもらって募り、それを基に即興で制作。様々な人の話を混ぜているので歌詞がチグハグでしたが、絶妙な完成度。お見事でした。
会場毎に変わる?カバーコーナーは小田和正さんの「たしかなこと」。これもなかなかのものですね。

「10年」は、やはり音楽活動休止中久しぶりに会った友人のことをうたったもの。
このはなしは詳しく書かない方がよいのかな。胸に留めておきます。
曲をたゞ聴くのと、曲ができた背景を知ってから聴くのとでは、想いも意味も違ってきます。

アンコールは4曲。ラストの「Happy Days」は観客全員が自然に立ち上がり、手拍子と大合唱。
奥華子って、自分がこうして悩みを抱えているとき、フラッと現れて、そして…やっぱりきてよかった。奥華子という音楽は、時々は必要だ。



終演後、奥さんの声でツアーグッズ販売中とアナウンス。
ヴィンテージ風Tシャツは着古しても寝巻として使えます、ツアーパンフレットでは痩せた奥華子をご覧になれます、なお、リバウンドする可能性がありますので…などと帰り支度中の観客を最後まで沸かせます。
奥さんとハイタッチ!来てよかったと伝えました。

MCT2日間堪能しました。また来年。