未だ軽快車の修理ストップしていますが、先にマウンテンバイクの修理を行うことにしました。
兇暴な山猫の“響”
90年代初頭に一時代を築いたパナソニックのマウンテンバイク、マウンテンキャットシリーズの生き残り。年明け早々に購入して34年となるレジェンド。
ちょうど4年前にフリーホイールが空転するという不調があり、お店に持ち込むとフリー内の古すぎるグリスが固着していたのが原因で、グリス入れなおして修理完了。
その後もしばしば空転することはありましたけど、乗り続けていました。
それが、今年の夏過ぎ頃からまた度々空転するように。
フリー内のラチェットの歯が経年劣化で擦り減って嚙まなくなったのが原因なのは間違いない。
今履いているホイールはARAYAというメーカーのVP-20という型番。アラヤは現在はホイールの生産はやっていないそうです。
何気なくARAYA、26インチで検索してみると、このホイールはかつて定番だったみたいで、幾つか中古ホイールが見つかりました。
スポークが折れていたり錆が多かったりというのがほとんどでしたけど、値段は高かったもののとてもきれいでスプロケットも着いているものがネットオークションに出品されてました。これを購入。
次はタイヤ。タイヤはちょうど3年前に前後を入れ換えてローテーションしましたけど、かなり擦り減ってきたのでこれも一緒に交換することにして、こちらは通販で新品を購入しました。
昨日、Kacoさんのライブレポートを書き終えて作業開始。

タイヤはこれまでどおりゴリゴリのいかにもマウンテンな太いのか、オンロードに特化したものか。それで買ったのは写真右のヤツ。
これまでは26×2.10で、新しいのは26×1.75。26はホイールの直径で、1.75はタイヤの幅を表しています。つまり写真のとおり細い。
ずっと太いの履いていたので、こんなに細いとまるでクロスバイクのような雰囲気です。
1.75は種類は豊富なものの有名メーカーのものがなく、チャイニーズのノーブランド品です。


ホイールにタイヤを装着してあっさりと交換完了。
旧パーツからはバルブ穴スペーサー、前後のクイックリリースレバーとチューブを流用。リムバンドも買ったのに附いていましたけど、旧パーツのバンドをその上に巻いて二重にしました。
タイヤのサイズが変わったので車高も変わりました。次はスタンドの高さを調整。
六角ネジを緩めて調整できるようになっているのですが、またまたカタイ。
一旦スタンドを外してネジザウルスを噛ませ、渾身の力を込めるとようやくネジ外れました。これが一番たいへんな作業でした。

こちらは交換を終えた古タイヤとホイール。
ホイールは新車で購入した時から一度も換えてない純正(スプロケは一度交換してます)。
新車時は全体が黒でしたけど、今ではブレーキパットが当たる外周の塗装が剥げ、そこだけ銀色。34年間お疲れさまでした。

エンジン回せ!兇暴な山猫が戻ったぞ。
今日の朝下へおろし、グリスやオイルのスプレーして仕事へ出かけました。
今日1日乗ってみた感想ですが、ホイールは同じ型番ですがこんなに違うのかと衝撃でした。この衝撃は前に霞のホイールを全交換したとき以上です。
空転がなくなり、安定。そして速い。そういえば買った当時はこんなスピード感だったなと思い出しました。
明日も走って、この悪い猫ちゃんとまたちょっと時間あるときに遠出してみたいですね。






























