麻紙漉き体験@野州麻紙工房
前回の紙漉き体験に続いて、
今回はもっと専門的な体験をさせて欲しい・・・
こちらのつづきです。
ということで。
通常にはない、特別メニューを作って頂きました
なんと、9月9日 重陽の節句
菊の節句。菊の効用で健康を願う日。
または、黄泉の国で再会した、イザナギとイザナミが
菊理媛命(ククリヒメ)の仲介で歩み寄ったと言われる、ご縁をくくる(括る)女神様の日でもあります
そんな素敵な日に、ご縁を頂いたみなさまと一緒に
先ずは、阿波忌部族の神様 『賀蘇山神社』さまへお詣りにお伺いさせて頂きました
阿波忌部族の大切な場所。よみがえる神社だと思っています。
前回もそうだったのですが、日程は全て麻農家さんからのご指定で御伺いさせて頂いてますの。
ホントにありがたいことばかり
この日も前回ご挨拶させて頂いた、賀蘇山神社さまのご神職をされている可愛らしいおばあちゃまが
駐車場で草刈り作業をされていらして、お逢いすることが出来ました。
美しく咲く、シュウカイドウのお花。
なんと、鹿さんの大好物で、このお花を食べに来るそうです。実は、このお花の蜜が甘いので、小さな頃は食べていた子もいたそうな
そして問題となったのは、、山ヒルの攻撃が、、、
なんとお山に住まう鹿とともくっついてきて、今迄はいなかった『山ヒル』が境内にも生息するようになってしまったそうなんです。。
お山にはこれまでは大自然の営みに任せて、沢山のドングリを実らせる、コナラやクヌギ。。様々な動物達の食べ物となる実りの木があったのですが、人間の自分勝手な欲望でお金になる檜や杉の木ばかりを植林してしまった為に、不自然なサイクルになってしまい、山奥に住まう動物達の食べる物がなく、致し方なく里山に降りて来ては、人間が作る作物に頼らざるを得ないという、、現状ですが。。
作物を荒らす害獣として沢山の被害報告が全国で報道されているけど、、害獣ってね。
悪いのかしら??悪者にしたのはダレ?
誰が作ったんだと思いますか??
鹿や熊にとっては、害獣とは『ニンゲン』そのものを指すのではないのかしら??
本当は、ニンゲンとケモノの間には境界線があった。それを崩したのは、ニンゲンの身勝手な欲望。山を切り崩したり、山林の環境を変えてしまったり。。そして、勝手に動物を害獣呼ばわり。なんてこったい。
動植物の食料不足だけではなく、昨今の土砂崩れや天候不良、、地球規模で自然サイクルが崩れてしまったのだと痛感します。。全ては人災。ごめんね。鹿さん。熊さん。そして。山ヒルさん。
しかも、、残念なことに、杉の木は大きく育ったとしても、大したお金にはなりにくい、、という負の連鎖。。
うーーん。。
現在、コナラやクヌギを植林する運動が起きています。
自分で理解し行動することが求められていますね








私たちは、檜の香は日常に溢れていますが、都会に住む方々は、きっと必要な方がいるかも知れない。どのようにして、お届け出来るか考えましたら、この形になりました

