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keitosou-realさんのブログ

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僕が妻と共に女川でご近所付き合いを始めた頃

僕の周りでは、日々生きていく為にみんな必死でした


元来、人の為になることをした事がない僕は、周りの人に

「何偽善者ぶってるんだ」「今日も偽善しにきたのか」

などと馬鹿にされたりしました。


今までだったら、頭に来て、喧嘩して、もうやめてたかもしれません


しかし、何故か全然頭にはきませんでした。


なぜだろう・・・考えました


なるほど、これは僕の信念なのだから、例え誰が何と言おうと、

僕にすら止める事はできないんです。

だから何を言われようと、頭にくる訳がありません。

本当にゆるぎない信念を貫けば、目指すものが見えるのは実は

自分でもわかってたんです。


13年前、僕は塗装屋になりました。

三ヶ月後、「お前は向いてないからやめろ」と言われました

毎日毎日怒られて、蹴り飛ばされ、罵声をあびる毎日・・・

しかし、苦にはなりませんでした。僕の心は「必ず独立して

みんなを見返してやる」という思いでいっぱいでした


目標を30歳と決め、それに向かって突っ走りました。

途中何度か挫折しそうになりながらも、必死で走りました。

だんだんと、見返すなんて気持ちは薄れていきました

そしてついに、30歳になる年に胸を張って、社長に言いました。

「自分の力を試してみたいんです。ダメだったらこの仕事はきっぱりやめます」

自分で逃げ道を立ち切りました。

すると社長は、「頑張れよ。応援するから。何かあったらいつでも来い」

と言ってくれました


まさにそのとき、信念を貫いて必死でやれば報われると思いました


今回もそうです。別に誰に認めて欲しいわけでも、見返したいわけでもありません。

みんなで笑えるようになりたいだけです。

それを目指して突っ走ります。


ちなみに始めに僕に言ってきた人は、今では僕のよい理解者です。

僕達はいつも笑っている訳ではない。
「ボランティアなんだから笑ってろ。文句言うならやめろ」と言われた事もある。

ボランティア?違うから。ご近所付き合いだから。

だからずるい人には怒るし、話を聞いて一緒に笑うし、一緒に泣く。

本気で付き合わないなら炊き出しも、物資もなんの意味もない。

みんなが求めてるのは心。

本気で話を聞いて、本気で怒り、笑い、泣く、そんな「仲間」

僕らも仲間の素晴らしさを知り、心強く 、励まされ、応援され、前を向く勇気をもらった。

現地の方々も同じ。いや、今この国にいる人全員が同じじゃないかな?

心…上辺で付き合わなければ、生きていけないこの国で、震災とゆう形でどれほどの人間が本気でみんなにメッセージを送ったか…

「俺は生きてます!」「母は亡くなりました…他の家族は避難所にいます」
必死のメッセージが至る所にありました

それは全国のみなさんに見せたいものではなく、本当に家族、知り合いにだけ送ったメッセージ。

そのメッセージは感動さえ覚えます。何人の人が済われたか…

本気のメッセージ、それは言葉、歌、踊り、文字、その垣根を超えた「心」だと思います。

だから、僕達は本気でみなさんと付き合っていきたい。それが、一緒に肩を並べて歩いて、生きていく事だと思っています。

心は誰もが持っているものです。
今日はjapan hopeさんの紹介で、仙台のボランティア団体の方の倉庫から物資を頂き、清水地区の仮設住宅に配布に行きました。

今回で二回目の訪問でしたが、仮のリーダーさんや、住民の方々の協力を頂き、前回よりもスムーズに配布できました。

いくらか笑顔も見れましたが、まだまだ心の闇はあるようで、ふとした時の表情が寂しそうに見えました。

「もう四ヶ月も経つんだから…」という人もいると思いますが、何十年も寄り添った、最愛の人を失い、何十年も暮らした家が、跡形もなく無くなった

そんな出来事が四ヶ月と十日前にあったのです。

あなたなら忘れられますか?たった四ヶ月で…

よく団体さんとかは「自立させる」「復興させよう」と、アホのように上からものを言います。

僕達は口が裂けても言いません。言えません。

立ち直るのは住民の方々です。誰だって立ち直りたいんです。でも出来ないんです。だから苦しいんです。そんな苦しんでる人に、「自立しましょう」なんて言えますか?

団体さんと違って、僕らは撤退とかありません。
みんなと本当に笑顔で話せるまで、一緒に苦しんで、一緒に泣いて、共に歩いて、「気付いたら復興してました」と言えるようになりたいです。

前にも言いましたが、町をつくるのは人間です。まずは住民さんの心を復興させなければ、本当の復興は訪れないでしょう。

それが出来なければ、それは行政の一人よがりの復興になってしまいます。