トゥールーズ・ロングステイ2023(17日目・その11)
テーマ:トゥールーズ・ロングステイ20232023年9月21日(木) カルカッソンヌへ一泊旅行
城塞都市(Cité)内の通りを巡る
異端審問博物館を出て、大井戸広場(Place du Grand Puis)へ戻り、コンタル城の前に出た。そのまま中を見学すれば良かったものの、異端審問博物館のおぞましさに気持ちが囚われていて、入城する気になれず、そのまま散策を続けた。コンタル城からすぐの城広場(Place du Château)に面して、アイスクリーム屋のアモリーノがあった。フランス中にショップ展開していても、トゥールーズで何度か食べたので、どこか懐かしい。
ところどころに広場があると空間が開けるけれど、広場へ通じる通りはどれも狭く、店が並ぶ。左上の通りへ吸い込まれる人々。
雑貨屋のショーウィンドウに面白いものを発見。アジアンテイストというかインドテイスト。陽気な仏教! (おぞましい異端審問の後で見ると、違いが際立つ!)
このあたりの壁と道路の敷石。壁は草を混ぜたんだろうか?日本の土壁みたいに見えるけど、もちろん違う。
シテでは人工の壁がまるで地層のように古代から順に積みあがっているところがあり、一番古いものはローマ時代の6世紀にガロ・ローマ人が築いたもの、新しいところは18世紀で、全面修復は19世紀だ。壁の石積みが均一でない時は、ほとんどの場合は下部が古い。ローマ時代のものも結構残っている。
城広場のすぐ先にマルコー広場(Place Marcou)がある。広場のぐるりはすべてレストランで、広場はほぼほぼテラス席に占領されている。その先に、シテでは珍しく土がむき出しにされた一角がある。すこしだけ高台になっている。ベンチもあって、ちょっとした休憩所だ。目の前にナルボンヌ門の支塔が、その奥にトレゾー塔が見える。
すごく細い路地にあった壁(ローマ時代)
築壁の歴史が辿れそうな壁
カルカッソンヌ市の下水用マンホール