二十八部衆

  1. 密迹金剛(みっしゃこんごう)
  2. 那羅延堅固(ならえんけんご)
  3. 東方天(とうほうてん)
  4. 毘楼勒叉天(びるろくしゃてん)
  5. 毘楼博叉天(びるばくしゃてん)
  6. 毘沙門天(びしゃもんてん)
  7. 梵天(ぼんてん)
  8. 帝釈天(たいしゃくてん)
  9. 畢婆迦羅王(ひばからおう)
  10. 五部浄居天(ごぶじょうごてん)
  11. 沙羯羅王(しゃがらおう)
  12. 阿修羅王(あしゅらおう)
  13. 乾闥婆王(けんだつばおう)
  14. 迦楼羅王(かるらおう)
  15. 緊那羅王(きんならおう)
  16. 摩侯羅迦王(まごらかおう)
  17. 金大王(こんだいおう)
  18. 満仙王(まんせんおう)
  19. 金毘羅王(こんぴらおう)
  20. 満善車王(まんぜんしゃおう)
  21. 金色孔雀王(こんじきくじゃくおう、孔雀明王)
  22. 大弁功徳天(だいべんくどくてん)
  23. 神母天(じんもてん)
  24. 散脂大将(さんじたいしょう)
  25. 難陀竜王(なんだりゅうおう)
  26. 摩醯首羅王(まけいしゅらおう)
  27. 婆藪仙人(ばすせんにん)
  28. 摩和羅女(まわらにょ)

竜


蛟 ミズチ 雨雲を呼ぶ(龍ほどの力はない)
中国の伝説に登場するドラゴンで、湖や淵といった水の中に棲む。また、人家のそばにある池や川などの水底に、こっそりと隠れるように棲むこともあり、その姿を目撃されることがよくあったため、人々にとってはもっとも身近に棲むドラゴンとされた。また、池や川に隠れ棲む蛟に「潜竜」、「潜蛟」と親しみを込めて呼ぶこともあったといわれている。
蛟は、龍によく似たドラゴンで、全長3メートルくらいが普通だが、大きなものはその幅だけで数メートルを超えることがある。龍によく似た顔だが、短い角があるものとまったくないものがいた。
首のまわりには白い模様があり、これはちょうど首輪のように見える。また背中には青い斑、胸は赤土色、体の両脇には錦のような五色の光沢を持っている。4本の足は、水をかくために先が幅広くオールのようになっており、尾の先には硬い肉のこぶがついている。
蛟は、冷たい水の中で500年を過ごすと、龍になって天へ駆け昇るといわれている。しかし、500年たったからといって、すべての蛟が天に昇るわけではない。中には、海へと流れて竜王の配下となり、不自由な宮仕えをしなければならないものもいたという。


蜃・蛤 シン 口から吐いた気で幻をつくる
中国に昔から伝わるドラゴンで、海岸や大河の河口などの水辺に棲んでいる。あまり体は大きくなく蛟によく似た姿をしているのでその一種だとも考えられている。
頭には鹿のように枝分かれした角があり、長い首から背筋にそって紅色のたてがみが生えている。全身を覆う鱗は暗い土色で、腰から後ろの鱗は全部前に向かって逆向きに生えているといわれる。そして、足は先が幅広くなっている。この蜃には、とても不思議な能力があり、口の中から吐いた気の中には様々な幻が描き出されるといわれている。
蜃はツ
バメを食料としていたので、そのツバメを引き寄せるためにこの幻を描き出すのだという。これを人々は蜃気楼と呼んだ。


虹 ニジ


相柳 ソウリュウ 毒水をわき出させる
古代の中国では、「火」のドラゴンの一族と「水」のドラゴンの一族が、地上の支配権をめぐって争い続けていた。「火」のドラゴンたちは、大地を乾かして、人の住める場所にしようとし、また、「水」のドラゴンは、川や海を溢れさせて、大地を
水の下に隠しておこうとする。
そして「水」の一族の王の有力な臣下が、相柳である。
相流は、9つの首を持つ真っ青な大蛇。その首は皆、人間の首で、目に入るものすべてを食い尽くしたといわれる。そして、相柳の行くところはどんな所でも地下から水が溢れ出し、沢や谷に変わってしまうのである。しかも、わき出した水は生臭く、苦い味のする毒の水だったので、飲料水にも農耕にも使うことができない。そのため、相柳の通った場所からは人や動物が逃げ出してしまい、生き物の棲まない、荒れ果てた沢や毒の谷が増えていくばかりだった。
こうして、「水」の王の命を受けた相柳があちこちで暴れまわったので、やがて中国全土が毒の水で覆われてしまうのではないかと思われるようになる。しかし、伝説の賢王、舜の部下である禹が、大群を引き連れて相柳と戦い、ついには打ち滅ぼすことに成功する。
そして、禹は、相柳が溢れさせた毒の水を埋め立てようとしたが、どうしても毒の水は溢れ出してくる。そこであきらめ、そこをそのまま谷や沢にしておき、代わりに周囲を高く盛って天子の墓をつくったところ、ようやく毒の水の噴出が収まった。人々は、毒の水が止まったのを見て、帝の権威が相柳の毒を消してしまうほど偉大で強力であったのだと考えるようになった。

蜥蜴 トカゲ

山椒魚 サンショウウオ

蠎 蟒 大蛇 オロチ ダイジャ


天竜八部衆の竜族の8王。法華経に登場し、仏法を守護。古代インドではナーガ という半身半蛇。

1、難陀 (ナンダ - Nanda)歓喜。:生龍

2、跋難陀(バツナンダ - Upananda)亜歓喜。難陀の弟。:火龍

3、娑伽羅(シャガラ・シャカラ - Sagara)海、龍宮の王。:影龍

4、和修吉(ワシュキツ - Vaski)多頭:風龍

5、徳叉迦(トクシャカ - Taksaka)多舌現毒:水龍

6、阿那婆達多(アナバダッタ - Anavatapta)無熱。女性。:雲龍

7、摩那斯(マナシ - Manasvin)大身大刀:地龍

8、優鉢羅(ウハツラ - Utpalaka)青蓮華:雷龍

娑伽羅竜王が、海や雨をつかさどるとされるところから、航海の守護神や雨乞いの本尊とする。

【難陀】八大竜王の第一。護法の竜神で、頭に七竜頭(竜蓋)をつける。
【跋難陀】兄の難陀竜王とともに摩竭陀国を保護して飢饉がないようにした。
【沙伽羅】観音二十八部衆の一。護法の竜神。また、降雨の竜神として、請雨法のおりの本尊。しゃかつらりゅうおう。
【阿那婆達多】阿那達池に住み、これより東西南北に四つの河を分出して全世界を潤すとされる。


【倶利迦羅竜王】不動明王の智剣が変じた化身。

形像は、岩の上で火焔に包まれた黒竜が剣に巻きついて、それを呑もうとしているさまに作られる。

倶利迦羅不動明王。倶利迦羅竜。倶利迦竜。倶利迦羅。