チケットを購入して、さっき入ってきたところとは逆の出入り口から出て、最後尾に並ぶ。

多分美術館の外周半分の行列なのだろうか?

すると後ろの年配の女性2人から声をかけられた。
私の手に持っているチケットを見て、
「私たち、このチケットなんだけど、あなたの待ってるものと交換しないとダメなの?」

見るとその方たちはローチケが何かで買った前売りチケットだった。

「QRコードがついてるので、このままで大丈夫ですよ」

そんなことから会話が始まった。2人の予定がなかなか合わなくて、今日になってしまったことなどなと。

「こんなにモネが揃っているのを見るのは初めてだし、今度の機会の時には私たち生きてないかもしれないわよねー」

本当にそのとおりである
人生100年時代とは言いながら、生きていたとしても、遠くまでお出かけできないかもしれない。

チャンスは逃したらいけないのだ。
今朝までの私に教えてあげたい。

2時間待ちを覚悟していたのだが、意外と行列の進みは早く、30分も並ばずに中は入れた。入り口で、音声ガイドをレンタルして、中へ入る。

うわっ‼️すごい人。
人の頭しか見えないではないかっ‼️

私はちびっこなので、人混みの中では埋もれてしまう。
なんとか最前列へ行くことができた‼️

初めて本物のモネの絵を見て、
驚愕‼️感動‼️

モネは同じ構図の絵を何枚もシリーズ化して書いている。
季節、時間、天気
絵の具の色や筆のタッチで絶妙にその違いを描きわける。

白波が立って荒れている海の様子が手にとるようにわかる。
うってかわって、穏やかな静かな海の様子。

新緑が鮮やかな田園
雪が降り積もる田園

あの有名な睡蓮も、いろいろな睡蓮があり、どれも素敵である。

あーやっぱり来てよかった‼️

世界各国から集められたモネの絵。
モネの世界にどっぷり浸かることができた。

最後に展示されていた絵は未完成なのか、端の方がまだキャンバス地がそのままになっている箇所があった。

途中で白内障を患っていた時は、ちょっと抽象的な絵になるのだけれど、治療してからはまた本来のモネな絵に戻っていたことも知ることができた。

やっぱり本物ってすごいな。

そう思いながら、美術館を後にして、来た道を戻り、(帰りは迷わなかったよ)地下鉄に乗り、難波から近鉄特急に乗り、家路についた。

短時間だったけど、とても濃い時間を過ごすことができた。
そして、地下鉄の駅員さん地下鉄で出会ったご家族、美術館まで、一緒に歩いた女性、一緒に並んでいた2人の女性。
もう2度とお会いすることはないのだけれど、楽しい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

そして私は「明日から仕事頑張ろ!」
そんな気分になった。

思い立ったらすぐ行動‼️

今回の学びである。