先日、何気なくテレビを見ていたら、トーク番組に志尊淳さんが出捐されていた。笑福亭鶴瓶さんとキスマイの藤ヶ谷くんがMCを務める番組。志尊さんは朝ドラ「らんまん」で主人公遠支える重要な役どころを好演していた。

わたしが志尊淳さんを何で知ったのかは記憶にないのだけれど、「走れ!T高バスケット部」という映画が印象に残っている。

志尊淳さんは私が好きな俳優さんの1人で、うちの長男と同年代である。

3年前に志尊さんは急性心筋炎を発症して、お仕事を休まれていた。

そのトーク番組の中で、入院中、お母さんに遺書を書いていたことを話していた。
20代半ばで遺書を書いた時の心境。
それを受け取った母親の心境。

それはばかり知れない。

私もがんだと告知された時、私子どもたちをのこしてしんじゃうのかな?
胸を締め付けられる思いだったが、
その逆はもっといたたまれない思いだったのだろう。
できることなら変わってあげたいと思う。

幸い志尊さんは復帰されて、元気にお仕事をされている姿をテレビで拝見して、ホッとしたことを覚えている。

志尊さんはトークの中で、当たり前のことって当たり前じゃないんだな、いい経過したなと振り返っておられたが、でも時間が経つとその感覚が薄れてきちゃうんですよねと。

まさにその通りである。
私も治療中は浮き沈みがあり、当たり前のことをありがたいと感じていたが、最近では、その感覚が薄れていることに気がついた。

「こんな仕事がしたい」といえなくなったとは言いながら、目の前にあるいただいた仕事を一生懸命やろうと思っています。

とおっしゃっていた志尊淳さん。

私が忘れていたものを思い出させてくれた。

志尊淳さん、ありがとうございました。

これからも志尊淳さんの活躍を応援していこうと思った。