今日の三毛猫(お嬢さん) | タイトルが決まらぬ

タイトルが決まらぬ

ゲーム→ピクミンブルーム、FGO、真・女神転生各種
アニメ→まどまぎ(神)、勇気爆発バーンブレイバーン、メイドインアビス、がっこうぐらし、DRIFTERS他なんでも好き
音楽→へびめた、Kate Bush

今日はなぜか(いや明確に)某アニメの「シャーベットも作れるマグカップ」に目がくらんでケンタを買いました。
セット物なので一人で食べきれるわけはなく、持ち帰りにしたのです。

どうしてこういう時に限って出会うのかなぁ…。

駅から家までの帰り道。
細い路地の向こうからやってくるのが見えました。
ええ…エレガントな足運びでこちらに向かって歩いていたのは三毛猫(お嬢さん)。
ええ…毎日毎日会いたくて、でも会えなくて、恋い焦がれた三毛猫(お嬢さん)。

彼女の瞳に私は映っていませんでした。
彼女はまっすぐ歩いて、私の横を通り過ぎようとしたのです。
でも…でも!私が我慢できなかったんです!

「にゃ」と声をかけると、彼女は顔を上げて私を見ます。

彼女は以前と同じように足元にすり寄ってきました。
クールな彼女ですから鳴いたりしません。
でも…でも…。

彼女は気付いてしまったんです。
私の手にぶらさがっているビニール袋に…。

「にゃあー にゃあー」
 意訳:あら。それはなに?いいにおいがするわ。見せてごらんなさいよ。ねえ?

き!きさまっ!以前はミとも鳴かなかったクセに!!!
以前はいつでも逃げられるように及び腰のまますり寄ってきたクセに!
なんで今日はそんなに甘えモードなんだよ!
しかもその甘ったるい鳴き声はなんだ?!
おみやげがあったらそんなに態度が違うのか!
この女豹め!!!
(注:子猫です)

ええ。つい鼻の下を伸ばしてチキンを出そうかと思いましたよ。
でもね、どう考えてもネコが食べていいシロモノじゃないでしょ?!
味は濃いし油っぽいし、骨のある部位だと飲みこんだら危険です。
涙を飲んで、おみやは出しませんでした。

「ごめんねごめんね 呼び止めといて何もあげなくてごめんね」
頭をなでてから手でバイバイします。
前はそれですぐに「あらそう」とばかりに自分の行きたい所に行ってしまった三毛猫(お嬢さん)。
なのに!なのに!

しばらく後ろを着いてきました…。

ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!