精霊の守り人(守り人シリーズ) | タイトルが決まらぬ

タイトルが決まらぬ

ゲーム→ピクミンブルーム、FGO、真・女神転生各種
アニメ→まどまぎ(神)、勇気爆発バーンブレイバーン、メイドインアビス、がっこうぐらし、DRIFTERS他なんでも好き
音楽→へびめた、Kate Bush

今は昔。

まだ復帰訓練中の時のことじゃ。

 

最初はまじめに社内資料に目を通す等していたんですが、賃金が発生するわけでもない8時間の拘束に耐えられず、途中から本とか読みだした私w

本を購入するのも痛い出費なので少しでも節約すべく、会社近くのブックオフでフェイト/ゼロ全巻購入したのは既述の通り。

 

実はフェイトを購入した時、上橋菜穂子のコーナーも覗いてたんです。

が、その時は「獣の奏者」しか在庫がなく、いや獣の奏者も好きだけどそれより「精霊の守り人」が読みたかったのですよ!

しょうがないのでネット通販で精霊~虚空の4冊を注文しました。

(ここまでしか在庫がなかった)

納品が1週間くらいかかりw「早く送ってくれないと休職期間終わっちまうじゃんw」とヤキモキしましたが、とりあえず届きました。

で、その待った1週間の間にブックオフにもずらっと並んでたっていうね…。

 

ブックオフって古本の割に高いから通販で良かったんだけど、ヤフショの古本を扱ってるお店でも品薄のようで、以降のシリーズがなかったのですよ。

なので、続刊はブックオフで大人買いだ!

4冊は買ってあるからそれ以外のやつね。よしよし。揃ってるな。

と、思ってたんですけど。

 

とりあえず全部並べて「精霊」から読み出します。

これ、〇巻と数字が振ってあるわけじゃないから、1冊読み終わるごとに「次はなんだ?」とカバー内側を見ながら確かめてたんですよ。

精霊→闇、で次は「夢」ですが。

 

ようやくここで異変に気付く。

まだ3冊目の途中なんですけど…。

 

精霊、闇、夢、虚空、までは買いました。

次は「天と地の守り人」……じゃない?!

か…神の守り人(前後編)…だと…?!

 

旅人シリーズはあとでもいいかと思って敢えて購入してませんでしたが、守り人もこれだけじゃなかったのかよ!

てゆーか虚空は守り人じゃなくて旅人じゃねーかよ!(すごい勘違い)

 

なぜ2冊目までに気づかなかったか。

それは精霊と闇が第二版と若い版だったからです…。

ビバ古本。

若い版だと続刊の情報載ってないからな…。

ちなみに夢は二十一版でしたw

 

--ここまでは前振りですよ!--

 

ご存知の通り、「精霊の守り人」は以前、NHKにてプロダクションIG制作でアニメ化されました。
私が初めてこの作品に触れたのはこのアニメです。
多分、地上波で放送された当時、すごく好きな作品として名を挙げていると思います。

 

そして原作のほうですが。

児童文学ということに起因するのか、すごく読みやすい文章です。
漢字が少なくて逆に読みづらいところも少しはありますがw
ただ、作者の人柄なんでしょうか。
すごく丁寧で大らか(相反してる?)な作風ですね。
丁寧というのは緻密とは違って、読者が想像しやすいように平易な言葉や表現を使い、でもあまりしつこく描写してその想像の邪魔にならないようにいい具合に引いてくれて、だから読みやすいのです。
つか直前に虚淵なんか読んでるから余計にそう思うのかもしれんがw
正直、登場人物の名前等の固有名詞は何語か分からない感じで覚えづらいので、事前にアニメで印象が作られてたのは助かりました。
あと、風景とかもアニメの印象があって良かったです。
ただ。
アニメは神山節全開で絵もストーリーも密度が濃すぎるので、原作のゆったりした世界観のほうが好きです。
いや、でもアニメがなかったらもっと違った印象になってたかもなので、私の場合は両方がリンクしてますけど。
アニメは後続のシリーズもアニメ化する予定だったんですかね。
ただでさえ密度の濃いストーリーなのに、後続話の伏線とかバリバリ入ってんじゃんw

 

ゆったりとか書いたけど、アクションシーンは息を飲む迫力ですよ。
なんというか、バルサの槍使いと同じように無駄がなく、小難しい気取った表現がない分ストレートに情景が想像できます。
ちょーかっけえ!

 

だいたいどの話も350ページほどの短い話なんですが、内容が濃すぎるw
でも無駄をそぎ落とした、すっきり整理された中で主人公の関わる事件の顛末が語られていくので「は?それってなんでそうなったんだっけ?」とか混乱することもなく素直に感情移入できました。

 

個人的に。
「闇の守り人」は号泣…。
もう序盤も序盤の36ページ目でヒョウルの正体が判っちゃうので「あ!これ会社で読んだらアカンやつや!」と直感w
半分くらいは会社で読みましたけど最後のほうは家で静かに読みましたw

 

今はまだ「夢」の半分くらいまでしか読んでませんが、「夢」は会社で読んでも平気かな…?
いや、でも多分泣くだろうなw

 

つーかよ。
これまでに、主人公に向かってこれほど「中年の女」と言う作品ってあるか?w
30過ぎたくらいで中年ってヒドスw
(世界観としては15歳で出産するような設定なので正しいのだけれど)
まあ逆に、その「中年の女」が槍をブン回して敵をばっさばっさ斬り倒していくのがカッコいいんだけどさ。

中年の女wバルサが主人公の守り人シリーズは絶対泣くのでw家で読んで、チャグム少年が主人公の旅人シリーズを会社で読むかな…。