…心療内科の受付のおねーちゃんが有無を言わさず午前の予約を入れてしまい、寝たら絶対起きれなくて行けなくなるため寝れなくなりました。
どう見ても昼夜が逆転しています。ありがとうございました。
くそう。毎回、午前予約の時はワヤにしとるやんけ。学習してよな!
というわけで、不定期開催大阪弁講座。
今回は予告通り「わや」です。
前回書いた「ワヤした」という言い方なんですが…。
兄が自分か同僚が出張した時のハナシで言ってたと思うんですが、兄以外に「ワヤした」なんて言う人見たことないんで言葉として正しいかどうか不明です…。
そもそも「わや」なんて最近、あまり言わないと思いますけど…。
この「わや」ですが、元は「わやくちゃ」の略だと思います。
意味は「めちゃくちゃ」です。形容動詞は「わやくちゃになる」「わやくちゃにする」です。
もう「めちゃくちゃ」と読み替えても全く問題ありません。
よって、普通は「めちゃくちゃ」のほうを使います。
ただし、「めちゃくちゃ大きい」というような、後の語句を強める意味は「わやくちゃ」にはありません。
「よぉ散らかして、わやくちゃやなw」みたいに使います。
しかしこれが縮まって「わや」になるとビミョーに意味が変化します。
シチュエーションによって、ほんとにビミョーに変化するんです。
「寝ぼけて麦茶に牛乳入れてワヤにしてもた」(ついさっき起きた実話)⇒台無しにしてしまった。(飲んでるけどね。低脂肪乳だったせいか、そこまでマズくない)
「子供がグズって予定ワヤになってもた」⇒ポシャッた。台無しになった。
「雨かいな。ワヤやな。」⇒いやだな。
「そんなことがあったんかいな。そらワヤやったなあ。」⇒気の毒だったな。
総じて「ダメ」とか「いや」という意味ですけど、「わやくちゃ」よりは割と使うかもしれません。
それにしても、だ。
「ワヤした」という用法だと、サ変動詞みたいな変化の仕方ですよね。
「牛乳ワヤしてしもた」(腐らせてしまった)というような場合、サ変動詞ではなく、単に「ワヤにして」の「に」が省略されているだけなんです。
大阪弁では「てにをは」が省略される傾向にあるので、こういうふうには言うとは思うんですけど、あの兄の言い方(「通じへんでワヤした」)だと「難儀した」「往生した」という意味で使ってますよね。
普通、大阪弁では「難儀した」「往生した」のほうが一般的だと思います。
通じるとは思うけど、ほんと…ほかにそんな言い方してる人見たことない…。
兄語かもしれん…。
兄は幼き頃を大阪市で、私は物心ついてから大半を吹田市で育っているので、兄妹といえど多少言葉が違います。
実は吹田市のほうが言葉は悪いw
理由はまた機会があれば、で。