よもや巷では「聖夜」ならぬ「性…
いや。良い子の夢は壊すまじ。
我が社では「こんな日もガッツリ働いている非リア充乙」が朝の挨拶であった。
本日の出勤率約50%。マジで非リア充乙。(涙)
そんな私がサンタ(自分)からもらったクリスマスプレゼント(自腹)は本2冊。
「ロード・エルメロイⅡ(2)世の事件簿1 剥離城アドラ」
「ロード・エルメロイⅡ(2)世の事件簿2 双貌塔イゼルマ(上)」
狂喜乱舞。
正確に言うと、12/18発売だった東京喰種Re5巻を買うのをすっかり忘れてて、社の友人に「グールはよ」と言われて買いに行った12/20に「剥離城アドラ」を発見したので、今日買ったのはイゼルマだけなんだけどね。
Fate/ZEROのスピンオフ小説…なのだろうか。
スピンオフとかノベライズとか実はあまり好きではないのですが、アドラは表紙買いでした。
だってアナタ、ウェイバー(大人)ですよ。
しかもなんなのアナタ、そのニーハイ(最強)美少女は?!
ということで、イラストに釣られて買ったので、正直中身は期待してなかったんです。
期待しすぎて裏切られるの、辛いしな…。(経験者はかく語りき)
あー、だから。
狂喜乱舞、なわけですよ。
スピンオフとか関係なし、本として普通に面白かった。
だがしかし、原作(?)のキャラも大切に描写されてて、とてつもなく嬉しかった。
特にアドラのほうは回想シーンだけど征服王がちょこっと出てきて幸せ、でした。
ZEROの放映時、私がライダーライダー言ってたのを覚えていらっしゃる方もおいでではないかと思います。
ライダー・征服王と臣下ウェイバー(え?マスターでしょ?!)の、臣下のほうが主人公の小説ですよ!!
これ見て「聖杯戦争から10年後なのにウェイバー老けすぎじゃね?」と思って、当時のおかっぱが19歳という設定だったことに顎を落としたのはナイショなのだけども。
とにかく、今でも仕事中に征服王の遺影を掲げながら辛い労働をしている私にとってはどんなご褒美よ?!という内容です。
イゼルマは橙子さん(主な登場作品は「空の境界」やろか)まで出てくる始末。
別に私、Type-Moonが好きなわけじゃないんですけど、これらの作品群に共通する世界観が好きなんです。
単に奈須きのこさんが好きなんだと思ってたけど、どうやら骨子の設定が好きみたい。
だからって月姫にまで手を出そうとは思わない。トラウマになりそうだからw
Fateは割と戦闘に重きを置いてるイメージで、でも空の境界はちょっと理屈くさくて、その中間はないもんかと思ってたらコレだよ。
まぁ、なにせ主人公がウェイバーだから派手な戦闘とかあんまりないけど、(まだイゼルマは途中までしか読んでないけど)「事件簿」とか書いてる割に推理モノでもないけど、ケレンミたっぷりの魔法講義はシビレますな。
いいかね?
小説と言うのは、ちょっとの真実と、真実に見せかけた虚構とを、どれだけうまく真実に見せかけて読者を騙すか、が面白いかどうか、なのだよ。
コレホントに面白い。
なんとなく「良く解らんけどそういうものなんだな」と納得させられるw
あ、いや、荒唐無稽な「魔法」というものを、現実の現象とかをうまく引き合いに出してイメージ掴みやすくしてくれてるし、なによりウェイバーのキャラクターが愛らしい♪
ヘタレなトコ変わってへんくせに、やたらカッコええやんwww
以前、自分でも剣と魔法の小説を書いてたこともあって、けっこうそういう系は覚えたので読んでて違和感なく入れるし、何より設定とかどうとかよりハナシが面白いからぐんぐん惹きこまれます。
なによりウェイバーのキャラクタ(以下略
ウェイバーに関してはZERO以降、プリズマイリヤ第一話に、ほとんどシルエットだけで凜とルヴィアの先生として一瞬だけ登場してて、しかも「ロード・エルメロイ」とか呼ばれてて、最初はあのウェイバーと結びつかなくて、(ちなみに、ちゃんとしたファンの人はファンブックとかであれがウェイバーだと知ってたみたいです)しかもFate/GOで、しかもなぜか「諸葛孔明」として登場して、「は?!ウェイバーがエルメロイで孔明???」と、何の説明もなく一足飛びにとんでもない進化を遂げてたからちょっと混乱してたので、その辺りを説明してくれるのかなぁと期待しています。
不真面目なファンでごめんよ。だってライダーが好きなんだもん。ライダーが!
実は第3巻 イゼルマ(下)の発売が12/29なので、上巻を読み終えるのが怖くて仕方なくて途中で止めてたり。
このハマりようだと「ちょ!続き!はよ!!!」てなるのが目に見えてる…。