掬い、と、救い、は同義語なのでしょうか。
掬った衆生を落っことさないようにと、仏様の手の指の間には水かきがあるそうですよ。
こんな壮大な前ふりよりはずっと小せぇハナシ。
私は日本語の変化には割と寛容なつもりです。
ら抜き言葉とか、若者語とか。
言葉なんて人の生活とともに変化するのが当たり前だし、平安時代、江戸時代の言葉が今通じないことを考えると当たり前のことだと思うんです。
が。
どうにも「お間違いないですか」は違和感が拭いきれず。
いや、使いどころさえ違ってなければ違和感なんて感じません。
例えば私が何かの申込書を提出して、お店の人がそれを読み上げて「…でお間違いないですか?」は問題ありませんよね。
「私」が間違ってないか、という確認です。
ビミョーなのは、レストランとかで注文したとき。
「ご注文はコーヒーでお間違いないですか?」
…うーん…ビミョー…。
「お」がついてれば丁寧語みたいに思っちゃうんでしょうか。
この場合、間違ってるとしたら注文を聞いた店員のほうです。
「私」が注文間違うことなんてないでしょう。
まぁ、気が変わって急に「やっぱカフェオレで!」とか言い出す場合もあるかもしれんけど。
この言葉がなぜ丁寧語、あるいは尊敬語になるかってーと、
「お××になる」(お書きになる、とか)で相手に対する尊敬語として成り立つからだと思います。
店員が「私が聞き間違ってないですか」と確認したいなら「で間違いありませんか」でいいと思うんですよ。
でもこの場合、それこそ気が変わって注文を変えることもあるでしょうし、「お間違いないですか」はギリギリセーフのストライクゾーンなのかなと思います。
だから「ビミョー」。
でもね。
こないだのコンビニ店員に言われたシチュエーションは絶対違うと思うんだぁー…。
昼食に買ったのは「ロコモコ丼」でした。
そこで放たれた店員の一言。
「ロコモコ丼にはスプーンでお間違いないでしょうかぁ~?」
…一瞬、何言われたのか理解できませんでした。(^^;
要はスプーンか箸かどっちがいいかって言いたかったみたい。
ぶっちゃけどっちでも良かったんだけど
「え?私は間違ってないよ?」
と素で言いかけたwww
よく解んないなら「スプーンでいいですか?」って言やぁいいのに…。