☆ 安部山1号墳



大和国廣瀬郡
奈良県北葛城郡広陵町馬見南2-13 (西谷公園内)
(北東隅に公園P有り)



■形状
前方後円墳
■全長

全長42m

■築造時期
6世紀後半(古墳時代後期)
■埋葬施設
木棺直葬
竪穴式小石室
■出土品
勾玉、金環、紡錘車、石製模造品、鉄槍、ヤリガンナ、刀子、須恵器等
■周辺の状況
*馬見丘陵南部
*「安部山古墳群」を形成(全7基、うち3基消滅)
*大枠では「馬見古墳群」の「南群」に属する
*当墳がもっとも大きく中核を成す、他すべての主軸が当墳を向いている
■被葬者
当古墳群の盟主か


広陵町馬見のニュータウン内一角に存する前方後円墳。

4~6号墳は南西に隣接する区画にあります(未拝)。1号墳のすぐ側にあったという2・3号墳と7号墳は開発により消滅しています。

「馬見」は元々「大豆(まめ)」と称されていたのが「まみ」と変化し、「馬見」となったと。
また当地はかつて平田荘「安部村」であった思われますが、「余戸(あまりど)」という村に満たない小さな集落があり、寺院建築のための職人、その材料を運ぶ人、仏像を作る仏師などたくさんの人が寝泊まりしていたようで、「余戸」が「安部(阿部)」という姓となり、地名になったのではないかとも言われています(広陵町企画総務部総合政策課より)

ネット上では「京戸古墳」などと間違った情報が見られます。


こちらが公園駐車場。背後は後円部。

前方部

後円部


大和国廣瀬郡の神社・古墳・史跡

*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。