手力男神社 (松阪市甚目町)



伊勢国壹志郡

三重県松阪市甚目町562

(西側に大きな公園P有り)


■祭神

天手力男命



「雲出川」下流域の右岸畔、松阪市「甚目町(はだめちょう)」に鎮座する社。

◎創建由緒等は不詳。松阪市観光協会は━━往古皇太神宮の神戸の館であったことから社頭を館殿と言い伝え、「神凰抄」一志郡の条に、甚目御厨・皆目御薗などの名が見え、当社の近辺には御屋敷・御田・薗先・神成・先神などの小字名が今も残されている。古くから名を馳せた社であったことを示す石造物等が見られる━━としています。

「神凰抄」とは「群書類聚」の第一巻に収められている「神鳳鈔」のこと。神宮の領地の諸国一覧表。延文五年(1360年)に成立。

ご祭神と上記の内容とは合わないものであり、どちらかが前後していると思われますが不明。

◎明治四十一年に小野江神社に合祀されるも、昭和二十六年に分祀され復社しています。

◎毎年七月には「オイヤレ」と称される「虫送り」神事が行われているようです。



当日はご年配の氏子さんが、参道の草引きを丁寧になされていました。



ご本殿の覆屋

格子の隙間からご本殿を。



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