河内国丹比郡
大阪府松原市小川5-26
(P無し、公園前の駐車スペースらしきものはバス転回スペースで一般車進入不可)

■祭神
品陀別命


高速道路が縦横に入り組む松原JCのすぐ近く、住宅や工場などが密集する地帯に鎮座する社。
「大和川」の南岸畔、「東除川」の東岸に位置しています。「大和川」は宝永元年(1704年)に南方に大きく「つけかえ」されたため、かつてはもっと北方を流れていました。
◎鎮座地は旧「小川村」。かつては「川辺村」「若林村」「大堀村」「津堂村」までをも含む総産土神であったとのこと。川辺八幡神社(後ほど記事UPします)、若林神社(未参拝)、大堀八幡神社(未参拝)、津堂八幡神社はそれぞれ品陀別命を祀り、当社より分祀されたという説もあるようです。
◎創建は養老元年(717年)と伝わります。創建由緒やその他沿革は不明。
当地は「古市街道」に面するとのこと。松原市域東部を斜めに走る(北西から南東へ)街道で、摂津国「平野郷」と南河内の「古市」を結ぶ準幹線道路で、古市で「竹内街道」と合流するようです。
水陸ともに交通の要衝地に創建されたと言えそうです。
◎ご本殿は古墳の墳丘に建つという説も。やや高まりがあり(目視では確認できず)、境内からは須恵器が2個出土しているとのこと。また北西200mほどの「屋後遺跡」からは、5世紀後半の円筒埴輪が出土しているようです。
◎隣接する公園には「歯神」と称される磐座が座しています。丹比郡内で「歯神」となると瑞歯別命(第18代反正天皇)が連想されますが。


駐車スペースのように見受けられますが、当社敷地ではなく進入禁止となっていました。


鳥居横の案内板。




古墳状の高まりは見受けられませんでした。

ご本殿はフェンスで仕切られています。

こちらが「歯神」。



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