小川塚西古墳の西方から。背後は「三輪山」。
☆ 小川塚西古墳・小川塚東古墳・サシコマ古墳・平塚古墳等
大和国城上郡
奈良県桜井市箸中
(ホケノ山古墳Pより5分程度)
「三輪山」北西麓の平地、桜井市「箸中」に築かれた古墳群。
小川塚西古墳・小川塚東古墳・サシコマ古墳の3基が近接しています。この3基を「小川塚古墳」と総称することも。また南方に平塚古墳と池田2号墳・3号墳が近接しています。いずれも纏向古墳群内。
纏向古墳群(南限は「纏向川」)には形状の崩れた墳墓が約30基ほど現存するようです。戦後の食糧難の際に開墾されたものが多いとか。
◎小川塚西古墳
*2012年の桜井市教育委員会の測量調査では、
東西38m、南北33mで墳形は確定されていないとのこと。
*2002~2003年の天理大学歴史研究会のレーダー探査と測量調査とでは、
一辺41mの方墳に幅9~12mの周濠ありと示されているとのこと。
*出土品等無し、石室未確認
◎小川塚東古墳
*2012年の桜井市教育委員会の測量調査では、
東西34m、南北19mの不整形の墳丘。
*2002~2003年の天理大学歴史研究会のレーダー探査と測量調査とでは、
径34mの円墳ではないかとしています。
*桜井市教育委員会の橋本氏は墳丘の南東残る道路に取り込まれた小さな高まりを前方部のくびれと捉え、全長66mの前方後円墳の可能性を提示しているとのこと。
*出土品等無し、石室未確認
◎サシコマ古墳
現状は東西13m南北11mの楕円形。かつて「牛塚」「ウシハギの塚」などと称されており、屠殺場として利用されていたようです。
*未調査のようです、出土品等無し、石室未確認
◎平塚古墳・池田2号墳・池田3号墳
ほとんど原形を留めておらず、また資料も見当たらず不明。調査も行われていないようです。