(金屋子神社に合祀された金屋子神)
◆ 玉鋼(けら)の杜
~金屋子縁起と炎の伝承~ 2
新年早々よりスタートさせた
新しいテーマ記事。
「玉鋼の杜 金屋子縁起と炎の伝承」という
金屋子神社宮司著の書をテキストにし綴っていきます。
第1回目の記事では
大変に重要なもの金屋子神社に伝わる「金屋子神祭文」を掲載しました。
今回は大人の事情で短く刻みます。
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■ 第二章 金屋子神の信仰圏について
中国地方を中心に信仰される金屋子神。
先ず最初に播磨国宍粟郡に降りますが、四方に住む山が無いと言って西方に移ります。
そして次に降ったのが出雲国能義郡(古代は意宇郡)。
◎出雲国 (享保年間 鍛冶神16社)
金山彦神社1、金山神社1、金神社1
金井子神社1、金屋子神社12
*曾て鈩であった箇所に祀られていたが、それらを含まない数字
◎伯耆国 (日野郡誌 63社)
金屋荒神22、金屋子神40、金井神1
◎備後国 (広島県誌 36社)
金山彦神社13、金山神社3、金神社13
金屋子神社7
◎安芸国 (広島県誌 11社)
金山神社4、金神社3、金岡神社2
金屋子神社2、金屋神社1
◎石見国 (邑智郡誌 13社)
金屋子神社13
◎他地域にも存在する
*「下総国旧事考」
*「新編会津風土記」
*肥前の金神社
*讃岐の金谷神社
*他に多数事例有り
今回はここまで。
大して中身のあるものではありませんが。
次回が重要なものとなるので…