厳島神社 (香芝市五ヶ所)


大和国葛下郡
奈良県香芝市五ヶ所601
(P無し、近隣停め置き不可、麓の真美ヶ丘ニュータウンは取締りが厳しいので要注意)

■祭神
市杵島比売命


かつての葛下郡「五箇所村」、現在の真美ヶ丘ニュータウン外れの丘陵地、香芝市「五ヶ所」に鎮座する社。
◎創建由緒等は伝わっていないようです。「五箇所村」はかつての「下田村」から江戸前期に分村、空き地を拓いて作ったとされています。したがって当社創建もその頃ではないかと考えます。当社所蔵の鉄湯釜には宝暦三年(1753年)の銘があるとのこと。
◎その鉄湯釜には「弁財天尊」と刻まれ、また「五箇所村鑑」(江戸時代)には「弁才天」とあるようです。当時は神仏習合の社であったことが分かります。明治の分離令により現社名に。
◎当社拝殿に掲げられていたという「四季耕作図絵馬」が市指定有形民俗文化財に。縦88cm横188cmのもので、籾撒きや田起こしから俵詰めや蔵入れまで、農作業12場面が描かれたもの。明治20年代の製作と推定されています。


現在の「五ヶ所」集落の北端、最も高い位置に鎮座します。




現在の拝殿内にはその絵馬は見られません。別に保管されているのでしょうか。