☆ 手力雄神社 境内古墳群
(P有)
「各務原市(かかみがはらし)那加手力町(なかてぢからちょう)」に鎮座する手力雄神社の境内にある古墳。
社殿背後の小丘陵南斜面に全3基。うち2基の石室が開口しています。開口部は南側。その2基はご本殿の左右にあり、ご本殿がちょうどその間に建てられたものと思われます。
◎1号墳(本殿西側) … 径18mの円墳
◎2号墳(本殿東側) … 径12mの円墳
◎3号墳 … 詳細不明
*1・2号墳ともに横穴式石室
*築造年代は6世紀後半
*1号墳は市指定史跡
被葬者は各牟氏(カカムノウジ・カガムノウジ)のものと思われます。
(参照記事 → 手力雄神社・真幣明神)。
真幣明神(磐座)は5世紀末頃に祀られ始めたとされています。つまり被葬者が奉斎した御神体(磐座)であろうと思われます。創建年代は不明ながらも式外社であることから、神名帳編纂以降かと。