立花神社 (白山神社)


美濃国牟義郡
岐阜県美濃市立花907
(P無し、すぐ近くの公民館に停め置きし足早参拝しました)

■旧社格
村社

■祭神
(不明)


「白山信仰」の源流の一つ「大日ヶ岳」から流れ出してきた「長良川」沿い、「板取川」と合流する直前の美濃市「立花」に鎮座する社。
◎当地は「郡上(ぐじょう)街道」の要衝。厚見郡加納村(現在の岐阜市加納)から石徹白(いとしろ)へ通じる街道。つまりは「白山信仰」の道。街道は社前を流れる「長良川」の近くの「立花橋」を渡り、当社を経由して白山中宮の里宮である洲原神社(後ほど記事UPします)、そして白山へ。
また当社の先は「地蔵坂峠」でそこから延々と山道を駆け登り洲原神社へ。つまり当社からが白山への玄関口的な捉えられ方をしていたようです。「立花」全域が当社の神領であったと伝わります。
◎江戸時代の僧侶であり12万体もの仏像を彫ったとも言われる円空。美濃国に生まれたこともあり、その最古のものは白山の麓である郡上郡の神明神社(未参拝)にあるなど、この地には多く伝わるようです。
━━白山や 洲原立花 引き結ふ 三世の仏の 玉かとそおもふ━━という歌を詠んでいます。
「洲原立花」とは洲原神社と立花神社のこと。当社は洲原神社の「御前立て」(秘仏本尊の前にもう一躰安置して諸人に礼拝させる)だったという捉え方もあるようです。
◎かつては橋は無く、渡船の賃金が洲原神社参詣人に限り十二文と定められていたとか。


公民館前に停め置き当社へ。こういう場合、大抵は住民から許可を頂けるのですが、今回は人が見当たらず頂けていません。

水神が祀られていました。

一の鳥居は公民館から20~30mほど。ここまでは全速力で。

参道は長め。小走りにて通過しました。




ご本殿

境内社