十二月栗神社 (高倉神社 境内社)
(しはすぐりじんじゃ)
舞鶴湾の真ん中に突き出た半島の北縁に鎮座する高倉神社の境内社。拝殿の右脇(向かって左脇)に祠が建ちます。
◎かつては東方300~400mほどに鎮座していた社。現在の「京都大学フィールド科学教育研究センター」の辺り。昭和三年に海軍用地となったため遷座されたもの。
◎当社について「丹後風土記」殘缺は以下のように記しています。
━━十二月栗神祠無くして木に奉りて神を稱ふ 古老傳へて曰く 往昔 稚彦の靈神を植へる所の而して毎歳十二月朔日 花を生くる全二十日實を結ぶ 正 [二字虫食い] 日其の實を取り以て大神に奉る 今に至りて其の例は差ならずとも 蓋し是れ神験の奇し乎━━
祠が無く木が御神体。稚産霊神が植えた木で、毎年十二月朔日に花が咲き二十日に結実。正月に実を取って大神に供えていると。
創建年代等は不明ながら本社の高倉神社より古くから鎮座していたものと思われます。
◎高倉神社
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こちらは高倉神社の参道。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220503/14/keith4862/e7/0f/j/o0810108015112020273.jpg?caw=800)