☆ 安閑天皇 古市高屋丘陵 (高屋築山古墳)



河内国古市郡
大阪府羽曳野市古市5丁目6
(P無し、周辺停め置き不可)



世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」のうちの「古市古墳群」内、最南端に築かれた古墳。第27代安閑天皇の治定墓。

全長122mの前方後円墳。
15m幅の周濠有り、外堤は地形変化が激しく不明瞭。

宮内庁管轄のため未調査。
中世には墳丘に高屋城の本丸が設けられていたようです。したがって著しく墳形は変化しているとのこと。

周辺から出土した円筒埴輪や須恵器から、6世紀初頭に築かれたと推定されています。

安閑天皇の在位は531~535年とわずか4年の在位でした。先代は継体天皇。築造推定時期とはわずかな誤差があります。

継体天皇が薨去した後、
安閑・宣化天皇と欽明天皇との二朝並立説があります。

在位期間が短いためか、もしくは二朝並立していたからか事績は乏しく、全国に「屯倉(みやけ)」を設置したという程度。