塩野神社


紀伊国名草郡
和歌山市加納19
(境内に駐車可)

■祭神
塩野大神
高龗神
八幡神


「紀ノ川」南岸畔、住宅密集地和歌山市「加納」に鎮座する社。かつては「紀ノ川」内の島、中洲であったと伝わります。
◎創建由緒について社頭案内は以下の通り。
━━持統天皇の時代(7世紀末頃)に紀伊国名草郡加納庄(紀伊続風土記では直川荘六十谷領上加納)に塩野大神を主祭神として奉斎したのに始まるとされる。塩野大神は又の名を中津少童尊(古事記では中津綿津見命)と言い、住吉神社の祭神のうち中筒之男命と同神とも言われている。(中略) 長暦三年(1039年)の大風水により、社殿が流出し、もともと御旅所であった現在地に流れつき、同時に家屋敷、田畑ともに失い移住した宮座住人十七軒及びその他住人によって、そのままこの地に祀られることになったという━━
◎これによると塩野大神(中津少童尊=中津綿津見命)を祀る社として持統天皇の御代に創建。長暦三年に洪水で流され、同じく被災し移住してきたその住民とともに流れ着いた現社地で祀られたということかと。住吉三神のうちの中筒之男命と同神としているのは解せないところですが。
◎旧社地についてはその住民たちの証言から、「和歌山市六十谷(むそた)字川原田445」であるとのこと。これはJR六十谷駅の東すぐ、現在は民家になっているところかと思われます。「紀ノ川」の対岸。




ご本殿は覆屋の中に。

境内社

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