☆ 開化天皇 春日率川坂上陵 (念仏寺山古墳)
(かすがのいざかわのさかのえのみささぎ)



大和国添上郡
奈良市油阪町字山ノ寺
(P無し)



第9代開化天皇の治定墓。
奈良の目抜通り「三条通」から進入できます。

100m超の前方後円墳(125m説も)。
江戸末期の治定の際に、民間の墓地となっていたのを前方後円墳の形にされたとも言われますが。

御陵治定墓なので詳しい調査はなされていませんが、発見されている埴輪片などから5世紀前半(古墳時代中期)のものと推定されているようです。

つまり200年程度の開きがあります。
したがって治定間違いの可能性が非常に高いということに。

周辺に他に古墳は見当たりませんが、平城京造営の際に多くが破壊されたとも。「率川古墳群」などという呼称もあるようです。

開化天皇はどこに眠っているのでしょうか。
欠史八代とも言われ実在しないともされますが…。

そして本当は誰の墓なのでしょうか。


「三条通」から。