春日神社 (御所市古瀬)


大和国葛上郡
奈良県御所市古瀬
(「古瀬880-2」の道路向かい)
(アクセスや駐車は下部写真参照)

■祭神
(不明)


かつての「巨勢村(古瀬村、こせむら)」が分割してできた、「水泥(みどろ)」地区内に鎮座。巨樹一体と祠のみの社。
◎「巨勢村」はかつて巨勢氏が拠点とした地。武内宿禰の第二子(「三大実録」は第五子とする)である、許瀬小柄宿禰(コセノオカラノスクネ)を祖とする古代豪族。6世紀前半頃より大臣・大夫としてみえ、平安初期には大臣や公卿に。また大和絵師の巨勢金岡を輩出したことでも知られます。
◎地元民に伺ったところによると、「巨勢村」は南北に細長い村であったため、行き来が大変で分割することになったと。山合いの谷地を流れる「曽我川」畔に発達した故のこと。
◎「御所市史」によると、「水泥の春日神社にある一本の木から、さくら・つばきなど、五・六種の木の枝が出ている。地元では神木としてしめ縄を張り、地元では触らないこととしている」と。樹齢は800年程度のようです。
◎創建年代は不明とのこと。祠を窺う限りは三座が祀られているようです。


県道215号線(古瀬小殿線)の「小殿」側から下って来たドン突きの所。この一本手前の道を右折。車はドン突きの所に停め置きました。

一本手前の道を奥へ。写真中央に見える巨樹が当社。




地元古老と当社や「古瀬村」のことを伺っているうちに晴れてきました。