諏訪神社 (伊賀市丸柱)


伊賀国阿拜郡
三重県伊賀市丸柱1545
(P有、アクセスは下部写真参照)

■旧社格
村社

■祭神
建御名方命
大日孁貴命 天兒屋根命 建速須佐之男命 大山祇神 速玉男之命 宇迦之御魂神 應神天皇 火之迦具土神 市杵島比賣神


伊賀市の北西端、甲賀市との境の集落「丸柱」に鎮座する社。南面するご本殿の背後は深い山々、諏訪社が鎮座するに相応しい地かと。
◎「丸柱」は伊賀焼の中心地域として知られます。古くは湖沼であったらしく、良質の粘土が採取されるとのこと。古墳時代に始まったという伊賀の焼物は、奈良時代には多くの須恵器窯が操業していたと発掘調査から明らかになっています。
◎創建は室町末期の元亀年間(1570~1572年)の勧請と伝わります。この時代であると、武神として迎え入れられたかと思われます。ところが皮肉にも天正九年(1581年)の織田信長による伊賀一斉侵攻により、兵火で焼失。明治に入ってから再興されたようです。
◎「宗旨祭」という元禄時代からの五穀豊穣などを祈る祭が伝わっているようです。


県道674号線が国道42号線に合流する直前、村内へ入る道へ。入ったすぐの黄色のバケツがあるところを左折(北へ)。

バケツを曲がったところ。道は狭いので曲がる時に大型車は要注意。


当社参道は国道に県道が合流するところから。

境内の状態でおおよその崇敬の厚さが分かります。ご覧の通り、素晴らしい!




ご本殿はとても立派なもの。古代に日本の中心地であったどこかの県とは大きく異なり…。

扁額に「津嶋牛頭天王」とある境内社。

宇迦之御魂神でしょうか。