厳島神社 (東大寺境内)


大和国添上郡
奈良市雑司町406-1
(近隣コインP等利用)

■祭神
市杵島姫命


東大寺大仏殿の南側の大池「鏡池」の中に浮かぶ小島に鎮座する社。小島に渡ることは不可、大仏殿から中門へ向かう参道からの遥拝のみとなっています。
◎「鏡池」はその中に浮かぶ小島(当社鎮座地)が、柄の付いた鏡のようであるからとも言われています。鏡に柄が付くようになったのは、ガラス製の鏡が日本に入ったという戦国時代とするなら、やはりこれは後世の附会かと。或いは池名がその頃からということでしょうか。大仏殿が池に映る姿が美しいとされ、「鏡」とはそのことかもしれません。
毎年5月2日に執り行われる「聖武天皇祭」では、鏡池に特設される舞台で雅楽などの奉納がなされるようです。
◎当社の創建由緒等に関しては資料が見当たらず不明。いわゆる池の守護神として弁財天(市杵島姫命)が祀られていることと思います。


東大寺参道から見るとこのような姿。南からだと大仏殿とともに見えるようですが。

こちらは背後から。この通路が鏡の柄のようであると言われますが…。