猿田彦神社・神倉三宝荒神社 (神倉神社 境内社)
紀伊国牟婁郡
和歌山県新宮市神倉113-8
(神倉神社P利用)
■祭神
[猿田彦神社] 猿田彦命
[神倉三宝荒神社] 火産靈神 誉田別命
神倉神社への「神橋」を渡った正面に鎮座する社。一殿にニ社が鎮まります。
◎猿田彦神社については社頭案内板によると、「神倉山麓には(中略)猿田彦命の神社が、明治の御代まで鎮座していました」とあるのみ。
この場所であったのかどうか、それ以外の情報はなく不明。社殿背後は岩盤が露出しており、小滝も見られます。この場所が神倉神社の禊場であったかと思われます。
◎神倉三宝荒神社については社頭案内板によると、「三宝荒神社は立里(高野山)にあり、(中略)昭和56年、氏子有志のご協力で社殿・鳥居・境内整備・参道等の諸工事を施工して、両神社を御奉斎した次第です」と。
「立里(たてり)」とは高野山の奥社とされる、吉野郡野迫川村の立里荒神社(未参拝)のことと思われます。明治の廃仏毀釈までは仏教の施設でした。