神玉神社


紀伊国牟婁郡
和歌山県東牟婁郡古座川町小森川411
(駐車スペース有り、下部写真にて)
(「古座川」河口より1時間近くかかります)

■祭神
天児屋根命
諏訪大神


「古座川」の支流、「小川(こがわ)」の上流に鎮座する社。そのまた支流である「成見川」が合流しています。
◎河口の太平洋からはおよそ20km、川沿い林道をひたすら遡ると川沿いに当社が現れます。秘境中の秘境に鎮座。
近くには20軒足らずの集落有り。航空写真で見る限りはいずれの川の上流にも民家が見当たらず、最奥地の集落かと思います。
◎かつては「成見川草木屋」に鎮座していたのを、寛永七年(1630年)に現社地「奥番栗栖」に遷座したとのこと。「成見川草木屋」の詳細地は不明、「成見川」のさらに奥地であったようです。
◎当地は「落人の里ではないかといわれるが、はっきりしたことはわからない。もともと成見川の上流にあったが、ここへ引っ越してくる時半分は色川村樫原へ行ったそうである。その色川村樫原へ行った人も、今もこの神社へ来て一緒に祭をすることがある」と和歌山県神社庁は記しています。
「樫原」というのは当地より北東2~3kmほどの地。東部にまばらに10軒ほどの民家があるようです。



なんとも趣深い吊り橋の先に当社鳥居。

橋から「成見川」を。




格子の隙間から失礼してご本殿を。

こちらは境内社。

「小川」に合流する地点。


このような山間部から登山される方もあるのでしょうか。