☆ 滝の拝 (瀧之拝太郎)




紀伊国牟婁郡

和歌山県牟婁郡古座川町小川774-1

(道の駅有り)

(「古座川」河口より20~30分ほど)




大小様々な奇形の岩穴が一面に広がる珍しい滝。和歌山県指定の天然記念物、雄大な熊野の神々が宿る景勝地の一つ。


鮎はもちろん、7月頃にはボウズハゼやヨシノボリの滝登りなども見られるとか。


稚拙ながら「滝の拝」をあらゆる角度から写した写真、稚案内板を撮影した下部写真、これらをもって概要に代えます。



なお「滝の拝」には「瀧之拝太郎」の民話が伝わっています。古座川町観光協会サイトよりそのまま引用します。


「昔、滝の拝に瀧之拝太郎という侍が住んでいました。太郎は神様に願掛けして刀で岩に穴を掘っていましたが、999個の穴を掘ったとき誤って刀を滝に落としてしまいました。太郎は刀を探しに滝壺に飛び込み、7日経っても帰りませんでした。家族も村人も太郎は死んだものだと、7日法要を営む最中に太郎がひょっこり姿を現しました。

太郎が語るところによれば、滝壺には宮殿があり、そこに住む滝の主の姫から歓待を受けたというのです。太郎が家に帰ろうとすると姫は、落とした刀と丸い石を土産に持たせてくれました。それから以後、滝壺で雷のようにゴロゴロとなっていた音は止んだということです。

滝の拝には、滝の主を祀った金比羅神社があり、境内には太郎が持ち帰った丸石が置かれています」


*金比羅神社については後ほど別記事を上げます。




「古座川」の支流、「小川(こがわ)」を遡ります。

拝した当日は、鮎釣りを楽しむ人が多いという7月。大雨の予報だったためか、聖地に貸切で身を置くことができました。















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