水鏡天神社


大和国添下郡
奈良市五条町13-29
(唐招提寺P利用1h500円、徒歩5分ほど)

■旧社格
村社

■祭神
菅原道真
[右殿(おそらく左殿)] 気比大神
[左殿(おそらく右殿)] 天照天神 春日大神


唐招提寺という仏教施設の境内南東隅に鎮座する社。その施設の鎮守社として創建されたと伝わります。
◎創建由緒については境内に掲げられた資料を写した下部写真の通り。鑑真という僧侶が唐から渡航の際に守護したという龍神を祀るとのこと。仏教という宗教によくある潤色説話かと。その施設の創建が天平宝字三年(759年)とされているため、ほぼ同時期かと推されます。
明治の神仏分離令によりその仏教施設から独立し、村社に列格しています。
◎その説話にある池とは神門手前にある池のことかと、また菅公ゆかりの井戸はご本殿左側(向かって右側)の井戸らしきものと思われます。白石の方は御神体として安置されているのでしょうか。
◎相殿のご祭神については、池の位置が左右間違えているため(向かっての方向で記載している)、こちらも左右反対であろうと思います。


こちらが境内に掲げられた資料。

唐招提寺P近くの案内板より。北は右。「秋篠川」沿いを北に歩いてアクセス(唐招提寺境内からは当社には行けません)。

こちらが「秋篠川」沿いの遊歩道。

当社への案内が、見落とすほど小さく掲げられています。


鳥居から反対側、向こうは唐招提寺。左手に見えるのが龍神の住処とされる池であろうと思います。





ご本殿横に井戸らしきものが見えます。