☆ 矢矧塚古墳
(やはぎづかこふん)
大和国山邊郡
奈良県天理市成願寺町92
(P無し、大和神社から徒歩10分程度)
墳丘は戦時中の軍事施設に利用され大きく破壊、また民家とその駐車場も墳裾を掘削して建てているため大きく抉れた状態。
全長は105mの前方後円墳とされているものの推定長かと思われます。明治初頭の開墾時に玉類が出土したと伝わっています。築造時期を推定できるまでには及んでいません。
当古墳には西方の「マトバ古墳」(未拝)が、一まとまりになっていると調査報告書は記しています。当古墳を筆頭として「東西並びのおしどり的な古墳の配列関係がみられる」と。これは「大和古墳群」の特長とのこと。
規模や立地から察するに、歴史上大変に重要な古墳と位置付けられそうですが、如何せん一切が不明。残念でなりません。