九頭龍神社 (桜井市倉橋)


*九頭神社・九頭龍神社と合わせて記事にしていたものを分離独立させました。九頭神社の記事は現在改定作業中、リンクへは本日19時02分まで飛びません。



大和国十市郡
奈良県桜井市倉橋下字九頭子
(九頭神社の横に駐車場らしき草叢あり当社はそこから南へ徒歩50m、もしくは崇峻天皇陵Pに停めて5分ほど歩くか)

■祭神
(不詳)
※俗説として九頭龍神社は正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命


多武峰を源流とする「倉橋川」沿いに、50mほどの間隔で九頭神社と九頭龍神社の二社が鎮座。地元では九頭龍神社を「雄」、九頭神社を「雌」、または両社合わせて「おしほみの夫婦神」とも呼んでいるようです。
◎ご神体はともに磐、もしくは九頭神社の方はご神木の可能性も。磐は「倉橋川」から運ばれたものでしょうか。鳥居とご神体のみ、社殿無しの古代祭祀形態の面影を残す社。
◎創建時期由緒など知る由もありませんが、洪水や旱魃などに対しての村人たちの命を賭けた祈りの社であったと考えると、感慨深いものです。

*写真は2018年6月と2021年4月撮影のものとが混在しています。









社前を流れる「倉橋川」。この日は雨のため濁流に。

当社近くでS字型に湾曲しています。洪水が起こったであろうことは容易に想像されます。