平井神社


伊賀国阿拜郡
三重県伊賀市小田町131
(境内東の裏側にP有)

■祭神
八重事代主命
菅原道真
[配祀] 天児屋根命 武甕槌命 経津主命 天鈿女命 疾風神 
[合祀] 大山祇神 建速須佐之男命


「伊賀上野城」の北西すぐ、「平井山」と称される小高い丘陵地に鎮座する社。
◎創建由緒については「伊賀誌」に、「孝謙天皇御宇天正勝宝三年(751年) 伊賀疫行天皇立使以小田庄祭大己貴命事代主命於此疫鬼鎮焉」とあり、「平井神社由緒記」には「延長元年(923年)九月事代主命平井天神宮と須氏神と崇める」とあるとのこと(少々誤植があるようにも思います)。
◎以上によると創建(或いは創祀)は天正勝宝三年(751年)であり、疫病(鬼の仕業と考えられたのか)を鎮めるために大己貴命と事代主命を祀ったということでしょうか。
◎「伊水温故」「三国地誌」には、菅原道真公縁の梅が九州大宰府より飛来したという縁起を持ち、飛来天神社と称したとも。語呂合わせでなぞらえた附会でしょうか。
◎安政二年(1856年)に二度の洪水、また明治三年には全村民家浸水流出の難に遭ったようです。西を流れる「木津川」、北を流れる「服部川」とに挟まれた地。いずれかが氾濫したようです。参道には往時の様子を物語る石碑が建てられています(写真消失)。


隣の保育園との共用駐車場のようです。

裏道から境内へ。

こちらは表参道鳥居。