☆ メクリ1号墳跡 (纏向遺跡内)


大和国城上郡
奈良県桜井市太田
(P無し、纏向石塚古墳前の大駐車場に停めて10分足らず歩きました)



「纏向遺跡」内にある全長28mの前方後方墳。
現在は5m余りの円墳へと姿を変えてしまっています。周濠があったことが分かっています。

築造時期は3世紀後半。
出土遺物は豊富であるものの、築造時期を確定させるのは困難なようです。

周辺から計8基の方形周溝墓などが発見されているようです。現在は跡形もなく確認できません。

出土遺物は土器片(弥生形甕、庄内形甕、高杯、祭祀用ミニチュア土器など)、管玉状木製品、砥石など。
いずれも周濠から出土。砥石などは集落で使用していたものが周濠に捨てられたものとしています。

前方後方墳という、東日本地域を代表とする墓制のものが築かれています。東日本地域との関わりが考えられることが重要とのこと。



背後は「三輪山」。