天満宮 (茶町天満宮)


大和国添下郡
奈良県大和郡山市茶町9
(茶町スポーツ会館の道路向かい)

■祭神
菅原道真


豊臣秀吉の弟、秀長が城主として君臨した「郡山城」。そのかつての城下町の「茶町」に鎮座する社。
「茶町」は筒井氏の時代に形成された町ですが、秀長の時代には「箱本十三町」の一町に位置付けられ、城下町内でも特に重視されていたようです。茶の湯が盛んな時代ですが、代々の城主、筒井氏や豊臣氏、柳澤氏はもちろん千利休なども盛んにたしなんでいたようです。
創建由緒については不明。文献に見えるのは「滑稽三時行脚」という書に、天保四年(1833年)に「慈眼寺天満宮」へ参詣したという記述があることから、その時代には既に創建されており、またその仏教施設の鎮守社であったと思われます。
かつては大いに栄えた「茶町」でしたが、現在はかなり衰微した町に。境内は月極駐車場となっています。




ご本殿はこの小祠。


「南鍛冶町」とあるすぐ下が当社(写真のちょうど真ん中辺り)。