杵築神社 (大和郡山市今国府町)


大和国平群郡
奈良県大和郡山市今国府町637
(境内にPあるものの閉鎖、下部写真のように停め置きました)

■旧社格
村社

■祭神
素戔嗚命


大規模な「昭和工業団地」内に鎮座する社。大和郡山市「今国府町(いまごうちょう)」はかつて国府があったことによるもの。
◎創建由緒については伝わっていないようです。旧「今国府村」の氏神といったところでしょうか。
◎当社には「翁の面塚」という伝説があります。北隣の添下郡「小林村」の田の中に「面塚」という塚があり、寛政元年(1789年)にある能楽師が借金のかたとして面を追いていきました。これを見つけた「今国府村」の者であり、両町が祭りに使うことになったと。「小林村(現在の小林町)」にも杵築神社が鎮座、両社の間で行われているようです。祭礼日が同日なので、一年おきに使ったとのこと。
◎大和国の国府については始め葛上郡「掖上」辺りにあり、次いで高市郡(國府神社)、次いで平群郡「今国府村」に遷ったとされます。文献から追うと13世紀頃に「今国府村」に遷されたようです。


車を停めたのは縁石内の歩道。参道を分断して道路が敷設されました。