下里神社


紀伊国牟婁郡
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下里123
(P有)

■旧社格
村社

■祭神
建御名方命
[配祀] 誉田別命 青彦命 豊宇気毘売命 市杵嶋姫 健角身命 表筒男命 中筒男命 底筒男命 火産霊命


鯨漁で有名な太地町の南隣、那智勝浦町「下里」に鎮座する社。河口近くの「太田川」沿い、海岸からは500mほどの距離。
◎創建は永禄八年(1564年)、諏訪神社と称され下里村の鎮守として「字牛渕」に創建されたと伝わります。「牛渕」がどこであるのかは資料が無く確認できていません。500mほど上流「下和田」に諏訪神社が鎮座していますが、どうやら関連の無い社のようです。同じ明治六年にどちらも村社に列しています。
◎宝暦十一年(1761年)には大洪水が起こり、流失したために現社地にて再建。明治六年に「八尺鏡野(やたがの)」村の八咫烏神社など近隣の村の鎮守社9社を合祀したとのこと。この八咫烏神社は、石凝姥神(イシコリドメノカミ)が鏡を製作するため高天原から下界に降臨したとされる伝承地。また実際に製作したという伝承地もあるとか。現在は小祠をもって復社しているようです(未参拝)。




一風変わったご本殿。

境内社もちょっと変わった造り。