椿本護王宮・春日明神社 (笠置山)


山城国相楽郡
京都府相楽郡笠置町笠置山(笠置寺内)
(有料P有り)
※アクセス・駐車等は→「笠置山」磐座群の記事を参照

■祭神
[椿本護王宮] 椿本護法善神
[春日明神社] 春日明神


巨大磐座群を有する「笠置山」中腹にある、笠置寺の境内に鎮座する社。2社が並立しています。冒頭写真の左殿(向かって右殿)が椿本護王宮、右殿(向かって左殿)が春日明神社。
◎椿本護王宮は笠置寺一山五十ヶ寺の総鎮守であるとのこと。延喜八年(908年)に吉野金峰山から日蔵という僧侶により勧請されたと伝わります。その金峰山寺には日蔵創建による、塔尾山 椿花院 如意輪寺というのがあり、これと関係すると見られています。後醍醐天皇の勅願寺でもあるようです。
◎春日明神社は平成二十八年(2016年)に再興された社。貞慶という僧侶が鎌倉時代に、笠置寺内に春日大社より春日明神を勧請したのが始まり。元弘の乱(1331~1333年)に焼失したままになっていたのを、685年ぶりに再興したと伝わっています。
◎椿本護王宮のご本殿背後には磐座が座しています。御神体として崇められていたようです。


山門を潜って間もなく現れます。



社殿背後の磐座。

下から見上げた社殿背後の磐座。