八幡神社 (愛知郡愛荘町)


近江国
滋賀県愛知郡愛荘町愛知川1573
(国道8号線から進入しご本殿裏に駐車可、一の鳥居は反対の東側)

■旧社格
村社

■祭神
譽田別尊
[配祀] 建速須佐之男命
(※滋賀県神社庁データによる)


「愛知川(えちかわ)」の北岸、「愛荘町(あいしょうちょう)」の市街地内に鎮座する社。
◎創祀創建年代は不詳。社伝によると、聖徳太子が当地で物部守屋との戦で身の安全を祈願、神託により当社に身を潜め難を逃れたと、そして報賽の田園が奉納されたとのこと。後に藤原史(不比等)公が社殿を改修したと伝わります。
これが史実であるならば創建は飛鳥時代となりますが、後世の附会かどうかは判別し難いところ。以上は滋賀県神社庁による当社概要から抜粋したもの。
◎社頭案内板によると、藤原不比等公が養老年中(717~723年)に創建したとしています。ご祭神についても正殿の誉田別命は代わりないものの、別宮に素沙雄尊・天児屋根命と少々異なるもの。どちらが正しいのでしょうか。
また第44代元正天皇(在位715~724年)が近江国に行幸の際に神領を賜る、第56代清和天皇(在位858~876年)の御宇に社殿を大改修し正一位の神階を授かったとしています。
◎惟喬親王(コレタカシンノウ、849~897年)が当地に駐留した砌には、当社社人が鯰を献上したと。これを親王が御歓されたとあり、当地氏子のみ小網の使用を許可され、以降宮中と当社に年二回鯰の奉献がなされているようです。


ご本殿裏側の広い駐車スペース。奥は保育園の専用駐車場。

国道8号線とは反対、東側の一の鳥居。